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英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

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2005/09/21
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カテゴリ:50&60年代男性ソロ

  1. Go Your Way My Love (Briggs/Jansch)
  2. Woe Is Love My Dear (Jansch)
  3. Nicola (Jansch)
  4. Come Back Baby (Davis)
  5. A Little Sweet Sunshine (Jansch)
  6. Love Is Teasing (Ireland)
  7. Rabbit Run (Jansch)
  8. Life Depends On Love (Jansch)
  9. Weeping Willow Blues
  10. Box Of Love (Jansch)
  11. Wish My Baby Was Here (Jansch)
  12. If The World Isn’t There (Jansch)
  13. In This Game (Jansch) *bonus
  14. Dissatisfied Blues *bonus

 さ、めげずにグラスゴー出身者をもう1人出そう。
 ドノヴァンより3年早く生まれたバート・ヤンシュの4枚目のソロアルバムです。

 盟友ジョン・レンボーンの妻ジュディ・ヒルの友人で、バートとはごく短期間恋人同士だったジュディ・ニコラ・クロス。
 「ニコラ」のタイトルは彼女にちなんで付けられました。
 2人の関係は67年の後半から冷め始めたようだけど、レコーディングが行なわれた4月の時点ではまだ幸せいっぱいだったみたいです。

 いつもの6弦生ギターのほかに12弦ギターとエレキギターを用いた初めての作品であり(彼のソロ作でエレキギターを再び聴けるのは33年後!)、70年代にジェスロ・タルに加入する鍵盤奏者/アレンジャー、デイヴィッド・パーマーの初仕事作品でもあります。

 狙うはずばり、フォークとオーケストラの融合。
 前作まではアコギ1本声1本、入ってもセカンドギターかバンジョー程度だったのが、本作にはストリングス、スネア、ホーンなどこれまでになかった音色が多数ちりばめられています。
 初めてだというエレキギターも無理矢理感がまったくなく、軽めのドラム&管楽隊等との組み合わせともよく溶け合っています。
 使用する楽器の数が大幅に増えたからなのか、サウンドの広がりもすごい。曲によっては多重声にしていて、これがまた新鮮。
 しかし根底にあるのは本人の滋味なギターと歌だからして、わずかに荒涼とした雰囲気はこれまでどおりなんですね。

 旋律そのものはマイナー調が多いようにも思えますが、笛を重ねたりと一工夫することにより、心憎いまでの「なんとはなしにお涙頂戴節」になっています。
 少しだけ顔を覗かせていたブルース色は、次作「バースデー・ブルース」で本格登場。


ニコラ(紙ジャケット仕様) / バート・ヤンシュ





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Last updated  2010/03/14 10:32:16 PM
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