カテゴリ:50&60年代男性ソロ
これまたコテコテブルースな予感が…。 アルバム名は「ブルース・パワー」、ジャケ上部にも「GREAT BRITISH BLUES」とユニオンジャック付きで入ってます。 ダフィ・パワーはかなり古くから歌っている人で、60年代に入る前にはもうデビューしていました。 ジョン・レノンのお気に入りシンガーらしいけど、そのあたりの事情にはワタクシ疎いので深くは突っ込まないでくださいね。 本作は92年に出たコンピ盤で、15までが69年の「ダフィ・パワー」(実際のリリースは73年)から、16と17が同じく69年の「ファイヤーポイント」(ファイヤーポイント名義)、18から20が70年の「イノヴェーションズ」から。 本人は歌とハーモニカとギターをやるみたいなんだけど、私が買ったCD(メイドインおフランス)にはメンバー表記なしなので誰が何を弾いてるのか不明。 そこでAMGで探してみたところ、かなりすごいメンツが参加していることが判明しました。 ボズ、マイケル・ジャイルズ、アレクシス・コーナー、ジャック・ブルース、テリー・コックス、ジョン・マクラフリン、ダニー・トンプソンっすか。 そしてファイヤーポイントにはダフィさんの他にマイク・クーパー(ギター)、ボブ・ホール(鍵盤)、デイヴ・ケリー(ギター)、サム・ミッチェル(ギター)がいるぞ。 なんなんでしょ、この地味に豪華な面々は…。 ラスト20のガツガツなダブルベースなんて超かっこいい! さて肝心の歌声。 黒々しいです。 もう相当に黒いです。 いがらっぽさがない高めのダミ声がかっちょいいのだ。 この時代のイギリスには黒人音楽に憧れる白人シンガーがたくさんいたわけだけど、その中でも彼はかなりの実力者とみました。 やけに色気のあるハーモニカも含めて単なる模倣の域を超えてます。 歌声こそブルージーだけど楽曲はブルースっぽくないのもあって、思ったより聴きやすい。 トラッドやっていることとバックメン以外に接点はないかと思いきや、バート・ヤンシュの「バースデー・ブルース」(69年)でハーモニカを吹き、同じくヤンシュのトリビュート作(2000年)で歌とギターをやっています。 B級映画の2枚目風だった色男も…(63年撮影) すっかり枯れました(92年撮影) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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