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英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

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2006/04/15
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カテゴリ:70年代男性ソロ

  1. Tell Me What Is True Love? (Jansch)
  2. Rosemary Lane
  3. M’Lady Nancy (Jansch)
  4. A Dream, A Dream, A Dream (Jansch)
  5. Alman (Robert Johnson)
  6. Wayward Child (Jansch)
  7. Nobody’s Bar (Jansch)
  8. Reynardine
  9. Silly Woman (Jansch)
  10. Peregrinations (Jansch/Renbourn)
  11. Sylvie
  12. Sarabanda (A. Corelli)
  13. Bird Song (Jansch)


Bert Jansch
vo, g

 ペンタングルのツインギターの1人、バート・ヤンシュのソロ通算6枚目。
 ジャケットは(当時の)奥さんヘザー・ヤンシュが担当しています。

 収録されている3つのトラッドは有名曲ばかり。
 各曲に添えられたメモによると、2は5年ほど前にクライヴ・パーマー(武者修行時代からの仲間でありインクレディブル・ストリング・バンドの結成メンバー)が歌っているのを聴いて虜となった曲。
 11は“ソヴェイ”の別バージョンかと思いきや、ペンタングルではジャッキー・マクシーが歌っていた“ワンス・アイ・ハド・ア・スウィートハート”の変形なんだそうな。
 展開は似ているけれど、こちらのほうが翳っているというか、ダークです。
 それから8はご存知のように「狐のルナール」をモチーフにした曲ですね。

 お得意のブルース色は薄れ、今回の作風はクラシカル気味フォーク・ロックという感じ。
 コレルリの曲を取り上げているし、ロバート・ジョンソンのカバーすらあまりブルースっぽくない。
 そんな中、7はわりかしブルージーかな。いい具合に脱力しています。

 歌い方は心の奥に持っている強い意志をさりげなく出しているようなイメージ。
 素朴な生ギターの音色と重なり、押し付けがましくない力強さと優しさがブレンドされた美しいものに仕上がっています。

 何曲かはインスト。
 全体的に悲しすぎないマイナー調の曲が多く、こういうタイプの曲調に弱い私はメロメロ。

 生ギターの弾き語りはシンプルながら、奥はとっても深いのです。

 この2年後、さらにクラシカル色を強めた「ムーンシャイン」を発表。


★公式サイト→http://www.bertjansch.com/




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Last updated  2006/04/16 01:56:45 PM
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