カテゴリ:70年代男女混合グループ
■ここからの11枚は、フェアポート・コンヴェンションとスティーライ・スパンの残りもの特集です。 フェアポート&スティーライと、周辺バンドやメンバーのソロなどをまとめて片付けちゃいます。 さて。 サンディ・デニーが帰ってきました。 前のスタジオ盤「ナイン」(73年)のメンバーにサンディとブルース・ローランドが加わった形で、デイヴ・マタックスもクレジットされているけどジャケや中の写真には写ってなさげなので、とりあえずローランドが正式メンバーと考えることにしました。 前作で裏番張ってたトレヴァー・ルーカスの発言力がいまだ強いのか、はたまたメンバーみんながそういう方向に向かっているのか、アメリカンな雰囲気は多少なりとも残ってます。 初っ端からカントリー・タッチの前奏で始まってるしね。 でもサンディが歌うと途端に脱アメリカになるから不思議。 彼女の力強くも儚い歌声は懐かしさと包容力を含んでいて、聴いているとたまらなく優しい気持ちになれるのです。 そして、ちょいと翳りのあるルーカスとカラッとしたデイヴ・スウォブリック。 毛色の違うシンガーが3人いるのもいいね。 「フル・ハウス」(70年)までの5作品が素晴らしすぎるためか、それ以降はいまいちパッとしないフェアポート。 これは588円で買ったんだけど、もし1000円越えてたらパスしてたかもしれません。(集めてるけど安くないと買わない) 一番最初に聴いた時も「うーん、まあまあかな…」と、抱いた感想は可もなく不可もなくといったところでした。 しかし改めてじっくり聴いてみると、それなりにいい線行ってるじゃないですか。 一番のお気に入りスタジオ盤は問答無用で「フル・ハウス」で、それとはタイプ異なっているけど、本作は本作で楽しめます。 軽くメリケン入りでありながらも、やっぱり英国のグループだなあと思える湿っぽいメロディが多いのも嬉しいね。 それにしてもラスト11の最後は熱こもってるなあ。 ★フェアポート・コンヴェンション公式サイト→http://www.fairportconvention.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/06/08 11:01:29 AM
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