カテゴリ:50&60年代女性ソロ
![]()
*: previously unreleased recording +: previously very rare recording
時代は進んで今度はディスク2。 録音時期は1964年から69年、姉のドリー・コリンズや古楽奏者の面々が登場してきます。 トップバッターはマイフェイバリット民謡トップ10に入る勢いの“ノッタムン・タウン”でウヒョヒョ。 しかもデイヴィ・グレアムのインドライクなギターが絶品でますますにやける私です。 ディスク1に比べると音数が格段に増えてきているね。 コーラス隊を導入したり、1曲に複数のゲストが参加している曲も増えています。 ドリーが弾くポータティブ・オルガンの音色は童話に出てくる紙芝居屋がハンドルを回しながら演奏しているオルガンのようにメルヘンチックな音色で、これがまたシャーリー・コリンズの朴訥で愛らしい歌声によくマッチしてるんだよね。 いやまったく無駄な装飾がない歌だからこそ様々な演奏形態が楽しめるんだろうなあ。 無伴奏独唱だろうがギターだろうがバンジョーだろうが、ピアノだろうが古楽器だろうがどれをとってもぴったりはまってる。 初期ではマイナー調でおなじみのトラッドもメジャー調に変身していることが多かったけど、ここではマイナー調が増えてます。 その感触は意味もなく暗いのではなく、上品で知的でささやかに美しいのだ。 11はなかなか面白い組み合わせです。 シャーリーの歌とドリーのオルガンにインクレディブル・ストリング・バンドの2人…ロビン・ウィリアムソンとマイク・ヘロンが参加。 ウィリアムソンは15でも曲提供者としてクレジット。 ほとんどがトラッドで占められている中これは快挙! 11で重厚なチェロを弾いているブラム・マーティンはビートルズの“エリナー・リグビー”でチェロを弾いている人と同一人物。 他にもヤング・トラディションのメンバーがコーラスつけてたりと、やはりシャーリーほどのシンガーともなると自然と人が集まってくるのでしょうか? 私は肝心の音をまったく聴いたことがなくてもクルムホルンやらサックバットやらが使われてるってだけでコンサートに足を運んでしまうほどの古楽器大好きっ子だから、本盤の後半部はとくにお気に入りのパートなのです。 とりわけ14の本編終了後に“ステインズ・モリス”のメロディが登場する部分や16の重厚さ、18の笛のアンサンブルの迫力は私のしみったれた文章力じゃとても表現できませんぜ。 公式サイト ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() <今日の私> それにしても今日は寒かったです。 おやつ時に(あ、ワタクシ間食は基本しません)体温測定したら35.5っておーい! 平熱より1度も低いよ! このままじゃ風邪引くと思ったんで夕方からお風呂にゆったり浸かってぬくぬく。 でも相変わらず寒い部屋のためついに暖房のスイッチオン。 人生初の自室エアコンですよ! 設定温度すらよくわからない初心者ぶりです。 すごいねエアコンって。手がかじかまない・・・感動。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/12/16 10:50:03 PM
コメント(0) | コメントを書く
[50&60年代女性ソロ] カテゴリの最新記事
|
|