カテゴリ:50&60年代男性ソロ
★右側フリーページのアルファベットは索引になっています★ ~~~~~~~~~~~~~~~~~
トレヴァー・ルーカスが亡くなって今年の2月で20年。 生きていれば65歳になっているはず。 奥さんのサンディ・デニーは彼より10年以上前に亡くなっているのか… などと思いをはせながら今回紹介するのは「オーヴァーランダー」です。 本人の歌と生ギターにアルフ・エドワーズのコンサーティーナ、シリル・ハーリングのフィドル、ジョージ・ギブスのベースがバックに付きます。 とりわけコンサーティーナは活躍していて、エドワーズ氏は多くの曲のアレンジも担当。 ちなみにA・L・ロイド御大も歌の発掘者(と言っていいのかな)として載ってます。 それにしても。 いつ聴いても滋味渋な歌声だなあ。 録音時は22歳くらいだったと思うけど、この歌唱はどう聴いても20代前半の青年のものじゃない。 彼を全く知らない人が聴いたらベテラン中年シンガーと思い込む可能性大有りだよね。 まあジャケに写る本人の顔からして年齢詐称ものなんだけども。 どうですか? 声だけでなくルックスもサバ読んでると思っちゃうでしょ? 実年齢よりはるかに大人っぽい声の持ち主としてほかにトミー・メイケムが思い浮かんだけど、メイケムはルーカスとは違って年相応のルックスだったからなー。 でもですね(ここ重要)、私はこのお方の低音ヴォイスにハートを射抜かれた奴だから老け顔でも老け声でも気にしないのです。 むしろこれでなかったら困ります。 ルーカスが「イヤァァァッホーーーウ♪」的な叫びとも掛け声ともとれる嬌声を上げたら私はむせび泣くよ。 3は“ロッキン・ザ・クレイドル”そのまんまかも。 少なくともメロディはそうだし、歌詞もほとんど一緒じゃないかな。 んで次の4も“ロード・トゥ・ガンディガイ”そっくり。 これは5年後にロイド御大とマーティン・ウィンダム・リードと3人で作ったアルバムに入ってるね。 他にも2、9、11(タイトルは微妙に違うが)が上述のアルバムとかぶってる。 2はご存じオーストラリアの第2の国歌。 日本にもこういうかわいい愛唱歌があればいいのにな。 3人で作ったアルバムでは無伴奏独唱だった11は、ここではストリングスの雰囲気を纏ったフィドルとその他の弦が伴奏に付くアレンジ。 旋律そのものがまずは好きなんだけど、これを最高の喉を持つルーカスが歌うからさらにレベルが上がるのだ。 あっという間に聴き終わったけど中身が濃いから消化不良は起こす気配なっしんぐ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/07 02:05:32 PM
コメント(0) | コメントを書く
[50&60年代男性ソロ] カテゴリの最新記事
|
|