カテゴリ:70年代男性グループ
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おそらくは70年代で最も凶暴なハードロック・バンドである。リヴァプールでの悪名は高く、メディアは政治的理由から彼らを黙殺。 1976年、解散前に姿を現したサイケデリック・パンクとともに終焉を迎えた。 血が狂い滾るかのようなサイバーメタルは今こそラウドにプレイされるべきである。 ガラの悪いメンバー5人(いちばん左の彼がキャミソールを着ているのが気にかかる)が居並ぶ裏ジャケの短文を訳してみました。例によって適当訳だしそもそもサイケデリック・パンクって何?なんだけどもね。サイバーメタルってのも謎だしね。 リヴァプールで凶暴ってそれ、カーカスじゃないんだからねえ? ってこのブログでカーカスの名前出されても困るよね。グラインド・コアなんてフォーク音楽からは相当遠いジャンルだもの。 それにしてもこのバンド名でこのアルバム名…狙っているのだろうか。 8曲目までが本編、9以降は75年のリハをカセットテープに録音したものなんだけど、暴力的なタイトルが並ぶ本編と比較するとおまけトラックがものすごく甘々に感じられて仕方がない。 まさかこの路線変更が解散の原因だったんじゃ!? メロディは変化なしでも曲名がソフト化しすぎだろ。 キッシング・スペルにつられて買いましたが、フォークではないです。もう完璧に肉食、しかも鶏でも豚でもなく牛みたいな。牛は牛でも筋骨隆々とした暴れ牛みたいな。 単純明快な楽器編成、とくに印象深いのはオルガン。 これがまた“頂点”という意味を持つピナクル(発音に忠実にピニクルと言うべきでしょうか)の「サイボーグの暗殺者」によくマッチしてるんだ。 エレキギターが相当にヘヴィなソロを披露しても、オルガンはさらに重い。音色だけならごく普通なのに、バンド・サウンドともなると一気に汚らしさ粗雑さが増してる。 裏ジャケには上記のように書いてあるけども、私などは一聴してヘヴィ・サイケだと思ったね。 ヘヴィ・サイケでオルガンが印象的といったらアードヴァークの“コッパー・サンセット”(また縁遠いのを出してしもうた)が真っ先に思い浮かぶけど、それよりもさらに重いし暗いしブルータル。ついでにメンバーの清潔感のなさもピナクルの圧倒的勝利。 しかしこれが意外と聴きやすいのは、シンガーの声質がさほど重苦しくないからなんだろうな。 これで歌うのが本物のドゥームメタルのシンガーだったらとっくのとうに再評価されて、今頃はラウド・パークあたりに出ていたかもしれない。 9以降はバッド・クオリティだそうですが、まったく気にならなかったっす。 ゆったりするなー珍しく頭弱そうな青年のバカ笑いも聞こえてこないよ。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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