カテゴリ:50&60年代男女混合グループ
イングランド民謡と1780年~1830年のブロードサイドに印刷された歌を集めた作品。 クリティックス・グループは60年代後半から70年にかけて7枚ほどレコードを出していたようで、これは68年発表の4作目。 クレジットはないけど今回もイワン・マッコールとペギー・シーガーの2人が主宰者と思われます。 歌い手は5人。普段は歌うことが多いペギーとサンドラ・カーは演奏に専念しているので男性シンガー率が8割となっています。 テリー・ヤーネルは高音域に入るとピーター・ベラミーを思いきり親しみやすくしたような歌声になるし、ブライアン・ピアソンはマッコールの子分ってことに至極納得してしまう声質。ジョン・フォークナーはヘタレ感の薄いA・L・ロイドって感じ。 まあみなさん概して庶民派ですな。紅一点フランキー・アームストロングも親しみやすさが激増してる。 お気に入りは12。デニス・ターナーのリード+男性陣のコーラスなんだけど、わずかにショボン入りのリードと猛々しいコーラスって組み合わせがツボなのだ。しかも無伴奏だしね! 打楽器のみをバックにヤーネルのリード+男声コーラスで歌われる14も好きだなあ。 あとは旋律が“ロウランズ・オブ・ホランド”と一緒な2も聴きごたえがあるし、16曲中最も長尺の6も良い。男女デュエットの15もかわいいんだ~。 ラストのターナーはマッコールにクリソツだなあ。実は御大が歌ってました説が出てもおかしくないほど声似すぎ…本当に12で歌ってる人と同一人物なの?? これ、曲名から来るイメージの通りちょっぴり切なくて素敵なメロディだよ。 バックはシンプルだけど、ことさらに歌い手を強調してるって感じではないんだよね。メンツは激渋だけど聴き疲れは全然ないわ。
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Last updated
2015/11/14 06:31:33 PM
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