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阪神タイガースが2年ぶりのリーグ優勝。
先発下柳が6回まで好投し、その後は磐石の｢J・F・K｣リレー。
今シーズンの勝ちパターンを象徴する試合だった。

優勝監督インタビューで岡田監督は相変わらずの口下手ぶりを
発揮していたが、それでもなんとか選手、裏方さん、ファンへ
ねぎらいの言葉を掛け思っていたことを包み隠さず述べていたように思う。
なかなかうまいこと表現出来ず、時に感情を表に出し声を荒げることも
なきにしもあらずであったが、とにかく負けず嫌いなのだろう。

幼少時代は比較的裕福な家庭で育ち、それから北陽高から早稲田大へ
進学し6大学野球では大活躍するエリートコースを歩み
ドラフト1位で縦じまのユニフォームに袖を通す。
1年目の序盤は当時の監督がなぜか岡田を使わず、1年目は出番なしかと
思われたが、チームの低迷から途中でブレイザー監督が解任され
それから岡田はセカンドでレギュラーに定着し、新人王を獲得。
85年日本一の時もダイナマイト打線の5番を任され
よく駄目押しの一発を放っていたものだ。
｢バース、掛布、岡田｣のバックスクリーン3連発は阪神タイガースが
存続している限り永遠に語り継がれることだろう。

しかしそれから残念なことに球団から戦力外通告され
家族含めて話し合い考えた末、オリックスに移籍。
2年在籍するも成績は振るわなかったが、心置きなくバットが置けたと言う。
オリックスに移籍したことは悪いことではないが、出来れば阪神で
バットを置きたかったのではないか。
岡田監督は人生の中で唯一の挫折を味わったのではないか。

それから2軍監督で下積みし、阪神2軍監督時代は4年間で3度の優勝。
それから星野監督の下でコーチとしてチームを見続けるも
星野監督が勇退した影響で1年早く監督のポストが回ってきた。

しかし結果は4位。
それでも昨年の経験を活かせば今年は絶対優勝出来ると思っていたと言う。
優勝するチームと言うのは、勢いがあり雰囲気が良く、怪我人がいない。
あと采配も読み通りで全ての歯車が噛み合いうまくいった結果が
この優勝だと思う。ベテラン、中堅、若手との融合を果たし
12球団で1,2を争うぐらいバランスが整っている。
パ・リーグがこれからプレーオフなので
何処のチームがパ・リーグ覇者として出てくるか分からないが
2年前同様、好ゲームが期待出来そう。
出来ればソフトバンクが出てくればさらに盛り上がるのではないか。
とにかく10月22日の日本シリーズの開幕が楽しみである。

あとちょこっとMLBで
ヤンキースはオリオールズに8-4で逃げ切り勝利する。
ジアンビーの33号3ラン、松井秀喜の22号2ランなどで
効果的に加点し、オリオールズの反撃を凌ぎ、首位を守った。

レッドソックスはブルージェイズ相手に5-4でサヨナラ勝ち。
オルティスが大活躍。先制3ランに、サヨナラタイムリーを放ち
首位とのゲーム差は1と変わらず、ワイルドカード争いでもインディアンス
との同率首位は変わらず。インディアンス含めた3チームも熾烈な争いを
しており、今日からが最終決戦！目が離せない。