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パ・リーグプレーオフ第2ステージ最終第5ラウンドは
ロッテがソフトバンクを3-2で下し、31年ぶりのパ・リーグチャンピオンと
なった。第3戦で悪夢の逆転を負けを喫してから、チームはなんだか
停滞ムードでであったが、里崎の逆転タイムリーで悪夢を振り払い
最後は奈落の底に突き落とされた小林雅が復活の投球でソフトバンク
打線を抑え、パ・リーグ覇者となった。

ロッテは万年Ｂクラスで、最近でＡクラスになったのは
現監督のバレンタインが最初に指揮をとった丁度10年前で
大躍進の2位でシーズンを終えるも球団、フロントとの確執から
辞任に追い込まれた。しかし、その確執を乗り越えて昨年から指揮を
取るも結果が出せずボビーマジックもこれまでかと思われたが
選手、球団、裏方などしっかり手を組み、そこにボビーの考えが浸透し
優勝に繋がったのだと思う。あともちろん選手の努力なしでは
語れない。よくよく選手の顔を見てみると日に焼けているのが
わかり、ドームを本拠地に持っていないことを差し引いても
努力の賜物だったのがよくわかる。

それに比べてソフトバンクはリーグシーズン1位通過を2年連続果たすも
プレーオフで2年連続敗退。またもや悔しいシーズンオフを過ごすことに
なってしまった。シーズンの長期戦は圧倒的な強さを誇っていたが
短期決戦になると力んでしまうのかプレッシャーに負けるのかわからないが
シーズン通りの力が発揮されない。

今回も自慢のクリーンアップが大ブレーキで不発に終わってしまった。
ズレータは第4戦で2発のＨＲを放つなど上向きであったが
それでも第2ステージ前半は湿っていた。
あと戦犯扱いされてもおかしくなかったリーダー松中は
なんとか長いトンネルを脱出し、最後の試合で貴重なタイムリーを放つも
第4戦まで大ブレーキだった。

あとやっぱり今回の戦犯扱いはバティスタだろう。
プレーオフでは全くの不振でまともな当たりは一つもなかった。
シーズンでも前半は不振でバッティングのテコ入れをはかり
徐々にメジャーパワーを発揮していったが
短期決戦では解消されず。
メジャーで成績を残していたと言っても今はナショナルズと名前を変えた
前エクスポズ。ここではプレーオフ進出なんかしておらず
リーグ戦の成績のみ。メジャーのプレーオフはＮＰＢなんか比べものに
ならず、プレッシャーが非常にきつい。ここでの経験は
集中力の持続方法など短期決戦における試合の取り組み方などを
手に入れることが出来る。ソフトバンクはもし本当に世界制覇を目論んで
いるならリーグ戦で安定した成績を残し、さらにプレーオフ出場経験が
あり、さらにそこで活躍した選手を手に入れた方がいいと思う。
ソフトバンクなら可能だと思う。
カージナルス、エンゼルス、ブレーブスあたりから引っ張ってきたら
どうだろうか。あとマーリンズからでもいいと思うが。

もう終わってしまったからどうしようもないので
出来るだけ早く気持ちを切り替えて来年こそはパ・リーグチャンピオンに
なれるようにオフの間に死ぬほど練習して
さらに精神面の修行もしてほしい。

あと最後にＭＬＢプレーオフは
ナ・リーグのカージナルス対アストロズが対戦しているが
アストロズが昨年の屈辱から逆に今季は3勝1敗と王手を掛けている。
現在8回まで進んでいるが、アストロズが1点ビハインドの状況から
バーグマンが起死回生の3ランを放った。現在4-2でアストロズがリード。
王者と呼ばれるのに相応しいカージナルスが完全に翻弄されている。
プホルス、エドモンズ、ローレンの3人がいても勝てないのか。
それともラリー・ウォーカーが離脱しているのが厳しいのか。
もうこれは職人田口の一打に賭けるしかない。