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2023.11.04
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戦略とは、「価値創造が全て」であり、
それをシンプルに表現することが重要だと…
そしてシンプルにするために、
WTPとWTSおよびその差(バリュースティック)が有効だと、著者は述べている。

単純なことだけど、一番大事なことかもしれないぽっ

ーー(「第1章」より抜粋)ーー
■ WTP(Willingness to pay、支払意思額)
顧客の視点を表現
具体的には、顧客が製品やサービスに対して支払うであろう上限額のこと。
企業が製品を改善すれば、WTPは上昇する

■WTS(Willingness to sell、売却意思額)
従業員とサプライヤーに言及したもの。
従業員にとって、 WTSはジョブオファーを受け入れるために必要な最低限の報酬のこと。
企業が仕事をより魅力的 なものにすることができれば、WTSは下がる。
逆に、仕事が特に危険な場合は、WTSは上昇し、従業員はより多くの報酬を必要とする。

WTPとWTSの差、つまりバリュースティックの長さが、企業の生み出す価値。
その価値を創出する方法は、WTPを高めるか、WTSを低くするかの2つしかない。
ーーー

また、「価値創造」は、斬新な技術ブレークスルーや
ビジネスモデルの革新がなくても実現できるとあった。
最近よく聞くフレーズだが、実現できるかもしれないが、なんらかのアイディアは必要。
その捻出が難しく、悩みどころ。こればかりはどの本も教えてくれないしょんぼり

今年度から横軸組織の担務となり、
メンバーの仕事をより魅力的にし、従業員の満足度を高めるとの思いで、
日々活動することが多くなっている。
本書の第3部「人材とサプライヤーの価値」にて述べられているが、
最終的にはWTSを減らす活動となるので、
この活動は目の前の事業活動と同等、もしくはそれ以上の価値がなるはず。
自分を信じ、迷わず、横軸の活動を進めたいと思う。

気づきの多い本であった。お勧めスマイル

2023年25冊目  
期間:2023年10月22日~11月1日
題名:「価値」こそがすべて!
   ハーバード・ビジネス・スクール教授の戦略講義
著者:フェリックス・オーバーフォルツァー・ジー
翻訳:原田 勉
出版:東洋経済新報社 (2023/4/7)
内容(出版社より) 3,699位本 (Amazon本ランキング)
優れた戦略はたった1つの図で表せる!
HBS教授が20年の歳月をかけて導いた
価値創造の戦略フレームワークが学べる!


●気になったフレーズ
・猛烈なスピードで実行するには、戦略がシンプルであることが重要です。
 ⇒スピードには、戦略の全体への浸透が必須条件であり、
  シンプルだと正確かつスピード感をもって浸透でき、
  複雑だと思いが伝わらず、浸透に時間がかかるってこと…
  意識したい。

・成功した企業の多くは、業界動向よりも
 業界内で競争力のあるポジションを築くことを重視する
 ⇒強みを知り、それを活かす方法を知り、ポジションを築く。
  それが戦略だと思う。

・”より魅力的な製品”、”補完製品”、”ネットワーク効果”
 ⇒顧客価値を生み出すために依存している3つのレバーとあった。
  ”製品=もの”の考えから脱却しないとダメだな…しょんぼり

・価値を考えれば、利益は後からついてくるのです。
 ⇒わかっているのだが、価値が見つからなくて困っている

・通常、異常種への参入で期待できる利益よりも、
 自分の業界内で得られるパフォーマンスのほうが大きくなります。
 ⇒魅力的な可能性は身近なところにあると続く…
  レッドオーシャンから抜け出そうとして苦しんでいるが、
  著者はそこに留まれと言っているのだろうか、
  業界内をもっと高い視座で捉えて考えろと言っているのだろうか…しょんぼり

・あなたは、自社の製品やサービスを検討しない人がいる理由を
 深く理解していますか
 ⇒選ばない人の分析は、あまり考えたことなかった。
  ちょっとトライしてみたいクール

・少数の顧客にサービスを提供することで、
 優れたパフォーマンスにつながることもあります。
 ⇒”少数の顧客に奉仕する”で、ネットワーク効果の恩恵を受けることができるとあった。
  知恵をもっと絞れってこと。最初からあきらめてはダメ。
  
・アップルの優秀な開発者は、
 ハイテク業界の平均的なソフトウェアエンジニアの9倍の生産性を誇っています。
 ⇒9倍とあるが、アイディアの捻出は1⇔0の世界なので、
  実際はもっとあるような気がするしょんぼり

・パレードでつま先立ちをしても、すぐに真似されるだけでなく、
 結果に違いが生じないため、それは意図に反する結果になります。
 ⇒他社が簡単にまねできる差別化はお互いに苦しい結果になるだけ...
  これよくわかる…

・今度、あなたとあなたのチームが戦略会議に出席し、
 解決すべき問題、完了すべきプロジェクト、
 改善すべきサービスの長いリストを作り始めたら、
 「何をやめるつもりですか」と問うことを忘れないでください。
 ⇒やめるべきことを決めるのが幹部の仕事だと思っている。

・多くの場合、企業は自社についてのみ調査を行いますが、
 バリューカーブ分析は業界全体を見渡すことができ、非常に役に立ちます
 ⇒他社との比較するのにバリューカーブはわかりやすいと思う

・バリュードライバに焦点を当てることで、ビジネスの成功は、
 すでに提供しているものをより多く売ることと同じだという
 狭い考え方に陥る可能性を低くすることができるのです。
 ⇒冒頭の価値創造が利益を生み出すと同じ考えねスマイル

・OODAループとは、、
 観察(observe)を起点とし、
 観察にもとづいて情勢判断し(orient)、
 場合によっては決断し(decide)、
 行動につなげていく(act)、
 ことから構成されます
 ⇒視座視点と期間に応じて、PDCAとOODAを使い分けるべき。
  どっちが優れているかの議論はナンセンスぽっ

訳者あとがきの巻末にある
ーーー  
「優れた戦略はシンプルである」
それがなぜ優れているかといえば、
シンプルさが行動の俊敏さ、多様性、首尾一貫性を
生み出すことにつながるからなのです。
ーーー
が本書のすべてを表している気がする。
シンプルな戦略を意識したい!!

今度はこれ読んでみたい。


横浜マラソン無事完走。
前回よりも15分以上のタイムを出せたが、
目標であったサブ4には遠く及ばないタイム…しょんぼり
サブ4出したい気持ちが強くなったので、来年の大会目指して頑張りたいぽっ





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最終更新日  2023.11.04 15:44:34
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