プロデューサー 毘沙門天の戦略視点

2016/10/19(水)19:38

弱者の戦略2 桶狭間の信長戦略

ビジネス(9)

弱者の戦略② 桶狭間における信長戦略   歴史に残る名言として「敵を知り己を知れば百戦危うからず。」(孫子より) 意味は敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば、なんど戦っても、勝つことができるものです。なにか問題を解決するときも、その内容を吟味し、自分の力量を認識したうえで対処すれば、うまくいくものであるという意味です。   自分と競争相手を比べ自分を客観的に知り、勝ちを目指して戦う法則としてランチェスターの法則があります。これには第一原則と第二原則とがあります。(第二原則は強者の戦略の基本)   ランチェスターの法則の第一原則は「一騎打ちの法則」と言われ 弱者の戦略へとつながります。 販売力・戦闘力=E(武器効率)×兵力数 で表現されます。 同じ武器・腕前の場合の損害について考えると兵力数の多いほうが勝ちます。   Mo-M=E(No−N)の公式です。 Eはエクスチェンジレート Moは味方の初期兵力数Mは味方の残存数 Noは敵の初期兵力数 Nは敵の残存数残存数残存数です。   基本的には兵力が3:1の場合について弱者の場合には戦いは避けるべきです。   相手が自分より規模が大きい場合、少なくても武器効率を上げることが弱者の戦略として絶対に必要になってきます。 効率のいい武器を探すことは経営上KFSを探しにあたり、つまり差別化を図るわけです。   経営資源を見直し ハード ソフト ペレーション 顧客とのリレーション 情報力 ブランド力等各ジャンルを見直し、競争相手より優れた部分で差別化を図ります。   弱い企業、新事業 創業時の弱者が生き残るためには活動手順があります。 NO1主義を目指す。地域→顧客→商品 (ますセグメントしたのち)。一点集中主義 選択と集中 何かの部分で強みは必ずありそこに集中弱い者いじめの原則 競争目標と攻撃目標を分離 勝ち易きに勝  弱者の戦略は局所優勢主義で局地接近戦に勝つ戦略でもあります。  桶狭間における織田信長の戦略はまさに武器効率と陽動作戦が決め手でした。弱者の戦略の見本であり参考になります。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る