マリー・ローランサン展 アーティゾン美術館
昨年の今頃、Bunkamuraで見たばかりなので、またかとは思ったのですが、キュビズム展を見てもう一度ローランサンの絵を楽しもうと出かけました。今回の展覧会で確認したこと。やはりローランサンはキュビズムの時期がいちばん好きだなということ。ピカソやブラックのようにキュビズム絵画を極めようと突っ走るのではなく、得意のパステルカラーの色面とキュビズム風の線が調和したほんわかとした画風になっています。晩年の絵は色彩に鮮やかさが加わり、苦手だった朱色も取り入れて、よりはっきりした画風になりました。絵にゴージャス感が加わり、昔の絵に比べてインパクトが強く感じられます。マリーローランサン美術館、ホテルニュー・オータニにあったと思ったのですが、すでに閉館しているんですね。この花束に見とれてしまいました。キュビズム期に描かれた自画像