|
テーマ:最近観た映画。(38856)
カテゴリ:日記
2021/03/28
相生座ロキシー 小森はるか/瀬尾夏美監督 「二重のまち / 交代地のうたを編む」(2021) 観た。 観てよかった。 前日の「空に聞く」に引き続き観た。 あまりのスタイルの違いに最初とまどった。 スタイルがわかってくると 違和感なく観ることができた。 ワークショップの映像化。この実験的(実験演劇的と言ってもいいかな)作品に戸惑う人も多かろう。 陸前高田の街の上に嵩上げした土地に新しい街ができてゆく。交代地。 小綺麗で真新しい街 陸前高田の人々が、 旅する若者たちに、震災のこと・街のことを語って聞かせる。 それを聞いた若者たちは今度はそれを自分の言葉で語る。 つまり「伝承」 若者たちが伝える「陸前高田のある人の話」が、どんどん自分のものになってゆく過程はスリリングでドキドキさせられた。 過激な試みにも見えるが、よく考えれば特に前衛的なことをやっているわけではない。 人工的にこーゆー構造を作って短期間で集中的にやるので前衛的に感じるが、 もっと普通の状態で長いスパンで行えば、普通の人々が普通に行っていることでもある。 これを凝縮した格好で行う試み。 語り、聞き、自分の中で消化して、 (消化しつつ/消化するために)とにかく語ってみる。 観ていてドキドキする。 真新しい街の下にある陸前高田の声に耳を傾けているような...震災の記憶も、街の記憶も人の中にある。 震災後の街は普通の状態ではない。すごい勢いで嵩上げ工事が進み、街ができて、新しい人たちも入って、風景は一変し、新しい「社会」ができてゆく。ゆるやかに伝承されていくようなゆとりがない。この速度の問題は現代的な問題。 自宅近くの桜。もう はちきれそうだ。 道楽亭の真山隼人さんとさくらさんの配信視聴 「隼人浪曲秘宝館」 めっちゃよかった! たっぷりで大満足。さくらさんの三味線に魅了されまくる。 うんこ2席、わはは。 荒大名の茶会、これ、おもろい。 相馬大作の手紙読み。 相馬大作、知らんかった。 講談でも聞いたことない。 興味深い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/01/19 06:07:26 PM
|