35歳までに必ずやるべきこと

『世界のディープを見逃すな』

フランス凱旋門賞で３着した後、同国の禁止薬物・イプラトロピウムが検出された
ディープインパクト（牡４歳、栗東・池江郎）に１５日、フランスの競馬統括機関
フランスギャロから裁定が下され、凱旋門賞の失格が決定した。

一部ギャロの陰謀説も浮上したが、結果に関しては仕方がありません。
残念です。

しかし、イプラトロピウムが競走能力を高めるものではないこと。
その上で、ディープが３着に入線した事実に関しては、高く評価できるでしょう。

この後に続く日本馬に期待することとしましょう。

さて、引退まであと２走。

その一つである、ジャパンカップ（国際G1）に今週出走する。

下馬評では、ディープインパクト　VS　ハーツクライの一騎打ち。

外国馬も強力なのは出てこない。

ハーツクライは、今年国際G1であるドバイシーマクラシックを圧勝後、
キングジョージでも3着。

近年稀に見る国際的名馬が、2回目の対決ということで盛り上がっている。
（一度目は昨年の有馬記念。ハーツ1着、ディープ2着）

確かに、この2頭は強い。

一騎打ちがワン・ツー・フィニッシュする確率は非常に低いようにも思える。

古いデータで恐縮だが、過去にも本当の意味での歴史的一騎打ちはあった。

【メジロマックイーン　VS　トウカイテイオー】天皇賞（春）

1992年　阪神大賞典を圧勝したメジロ、大阪杯を無敗で制したトウカイ。

結果は、メジロ1着も、トウカイテイオーは5着に敗退。
カミノクレッセが一角を崩している。

【ビワハヤヒデ　VS　ウイニングチケット】菊花賞

1993年　神戸新聞杯を制したビワハヤヒデ、京都新聞杯を歴史的追い込みで制した
ウイニングチケット。

ダービー以来の再戦。

結果は、ビワハヤヒデ1着。ウイニングチケット3着。
ステージチャンプの差込を許している。

【ナリタブライアン　VS　マヤノトップガン】天皇賞（春）

1996年　前哨戦：阪神大賞典での叩き合いを経て、その次のレース：天皇賞（春）。

結果は、サクラローレルの大駆けにより両馬とも敗退。（ナリタ2着、マヤノ5着）



それ以来、歴史的一騎打ちは無い様にも思える。
（テイエムオペラオーVSメイショウドトウ　は、何度もやりすぎ）

先々週のエリザベス女王杯も、カワカミプリンセス　VS　スイープトウショウ
の構図だったが、入線順はカワカミ1着、スイープ3着である。

今回のジャパンカップに話を戻すと、ディープ、ハーツとも万全のローテではないはず。

ディープはフランスから帰国後、検疫などで調整に不安が残る。

ハーツは、キングジョージから4ヶ月ぶりのレース。。。。。。


そういったことを踏まえたうえで、私はコスモバルクを推す。

ジャパンカップは、3歳時にゼンノロブロイの2着

昨年は14着に惨敗しているが、今年のレースの成績が安定していること。

脆さが陰を潜め、天皇賞での外からの追い込みも目立った。

地方馬のジャパンカップ制覇。

それを夢見て、コスモバルクの単勝。

および、馬単1着流し。（ディープ、ハーツ、メイショウサムソン他）


まぁ、データ上厳しいかもしれないが、ディープ、ハーツの両馬が負けるとしたら
言い訳のできるこのレースしかないと私は思うのである。


驚嘆や失望は、『そんなバカな！』という結果から生まれるものである。

そんな場面を競馬場で何度も経験した。

『コスモバルクが1着？そんなバカな！』

現時点では、こういった評価かもしれないが私にはなにか予感がする。

もちろん、天皇賞（秋）当日のレース後に、岡田社長にお会いしたことも
推す材料の一つではあるけどね。。。。。