キヤノン新作レンズ、こんなん出ました!
4年くらい前から「そのうち絶対出る」と思っていたレンズが、ようやくキヤノンから登場です(^-^)。<以下、主要なスペックの抜粋>EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM¥330,000●28mmの広角域から300mmの望遠域まで幅広いズーム域を 1本でカバーする超高倍率ズームレンズ●Lレンズにふさわしい高解像・高コントラストな高画質●シャッタースピード換算で約3段分の補正効果を発揮する 手ブレ補正機構を搭載●円形絞りにより、自然なボケ味を実現●ズーム全域で最短撮影距離0.7mを達成(最大撮影倍率0.3倍) EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM¥174,000●ズームレンズ光学系に適した、新開発の3積層型DOレンズを搭載●ほぼ同等の焦点距離、開放F値のズームレンズと比較して大幅な 小型化とLレンズに匹敵する高画質を実現●シャッタースピード換算で約3段分の補正効果を発揮する 手ブレ補正機構を搭載●レンズ全長を最短状態に保持するズームリングロック機構を装備●円形絞りにより、自然なボケ味を実現詳しいスペックがお知りになりたい方は、こちらからどうぞ。それにしても、そう来たか!という感じ。手ブレ補正つき高倍率ズームの方は、常用クラスのレンズとしてラインナップされるのではないかと読んでいたからです。もっとも、よく考えてみれば、キヤノンには昔からLレンズの万能選手として根強い人気を誇っていた35-350mmLがあったわけで、なるほどメーカーの主張するように、あのレンズの後継レンズと捉えれば正常進化と言えなくもありません。しかしそれにしてもデカい!(^_^; 最短が70cmというのは、極めて高価なLレンズとしては今ひとつ詰めが甘い気がします。24-200mmくらいにしてもう一回り小さくし、最短を50cmくらいにまとめられれば、そっちの方が実用的だったと思うのですが、どうでしょう(^_^;。もっとも、そういうスペックのレンズが、現行の28-135mmISの後継レンズとして登場するのなら、それはそれで文句ありませんが。 で、もう一方の新型EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMは、登場を待ち望んでいたレンズだったのですが・・・これも色んな意味で複雑(-"-;)。まず、常用クラスのレンズにDOの技術を投入してきた事には素直に驚きました。しかし、高価になる事が避けられないDOレンズの使用は、常用レンズとしてはいかがなものなのか。初代ISズームレンズであるEF75-300mm F4-5.6 IS USMは88000円なわけで、F値の暗さが全く改善されず、全長は38mmちょっと短くなったものの、逆に最大径で約4mm、重量で70g大きく重くなったレンズが、ほぼ倍の価格設定になってしまったことには、かなり抵抗を感じます。いくら画質が向上して、手ブレ補正効果が一段分効きが良くなったとしても、です。すごく中途半端なポジションのレンズが出たな、というのが正直な感想でした。とはいえ、最新技術を出し惜しみなくどんどん投入してくれるのがキヤノンのいいところ。今年も期待しているエンゾーなのでした(^_^;。