カンガルーケア
今回チビ4の出産をした病院は、3年前にチビ3を出産した病院でもあったわけですが、色色と変わった所もあって、ちょっと驚きました。目立つところでは、病室にある棚とテレビが新しいものになって、個人冷蔵庫完備なっていたりした事ですが、授乳室に畳が置かれていたり、アロマポットがあったり、というのもちょっと驚きました。その他には、授乳後の体重管理や、授乳前の乳頭の消毒がない、とか。そのなかでも、一番印象的な変化は「カンガルーケア」の導入。「カンガルーケア」とは、出産後すぐに、赤ちゃんをお母さんの素肌の胸の上に抱っこすること。その様子がカンガルーの親子のようだということでそう呼ばれています。もともとは、NICUなどで取り入れられていた療法で、保育器の中でストレスにさらされる赤ちゃんのストレス軽減とお母さんとの愛情形成に効果的とされてきました。それが、通常のお産時にも取り入れられるようになってたんですね。産み終えたあと、へその緒を切ってすぐの状態で、胸に赤ちゃんを乗せられました。赤ちゃんの顔が鎖骨の辺りにきたので、顔は見れないのですが、その重さ、その暖かさがダイレクトに伝わってきます。大泣きしていたのに、私の胸の上に乗せられたとたん、ビタッと泣きやんで、安心したようにずっと大人しかったチビ4。腕や足を触ると、まるで折れそうに細かった事を覚えています。この子が、ついさっきまで自分のお腹の中にいたのか・・・。しみじみと思いました。そうやって赤ちゃんを胸に抱いたまま後産(胎盤を排出)をし、傷の接合をするわけですが、その痛みも 赤ちゃんに気を取られてあまり感じませんでした。この「カンガルーケア」の効果なのか、今でもチビ4は抱っこされるとピタッと泣き止みます。上の3人の子供達も、泣いてる時に抱き上げてあやすと泣き止みましたが、チビ4は抱き上げるととたんに止まります。ほんとに、「ピタッ」と止まるんですよ。性質なのか、カンガルーケア効果よく判りませんが・・・・。そんなチビ4も今日で生後2ヶ月。一ヶ月過ぎまでは、「キューキュー」言って、人間の赤ちゃんというよりも動物に近い感じでしたが、この頃は「あー」とか「うー」とか言うようになり、へろっと笑います。体型もふっくらとして、間接は輪ゴムをはめたようなしわ状態。顔は見事な2重顎。生活のリズムもついてきて、育児も楽になってきました。あと一ヶ月もすれば、授乳間隔も4時間くらいになって、私も以前の生活リズムに戻せそうです。