上手いこと隠れる
上手いこと隠れる背中の、直径20cmほどの日の丸湿疹が、今何十回目かのピークを迎えている。なんで毎日毎日こんなに多量のかさぶたが取れるのか。黄色い汁は肌着に大きなシミを作り、見る度に嫌な気分にならざるを得ない。でも、たった一つよかったと思うことがあった。それは、ちょうど位置的に、日の丸がタンクトップやキャミソールで上手いこと隠れるのである。もし私の肌着姿を見た人は、どこにそんな湿疹を隠し持っているか見当も付かないだろう。そして、肌着が黄色い汁を吸収してくれてワンクッションあるので、その上に着る服が汚れたとしてもほんの僅か。これは本当にありがたいことだった。もし湿疹が直に服と触れる場所にあったならば、服はもう驚くほどの黄色い汁のシミで、背中に霊を背負っていたに違いない。まぁ、探せば良い事だってあった。肌着は毎日ボトボトだけどね。背中の湿疹が始まって1年になるけどね。