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カテゴリ:趣味たち
美術館で模写 最近映画も観るようになったけど、やっぱり美術館の魅力には感服する。 大学生の頃から趣味になって、途中仕事が忙しかったり、病気で歩けなかったりと、しばらく離れざるを得なかった期間を経たのち、今が一番謳歌しているように思う。 私が美術館へ通う頻度は半端ではない。 多い時には月に6度ほど、え!?そんなに美術展ってあるの?と思われるかもしれないが、いえ、あるんである。 美術館には必ず、作品解説やスポンサーがたくさん付く大きな展示なら有名俳優がナレーションをした貸し出しの音声ガイドがあったりするのだが、それらにはまったく興味がなかった。 どうでもいいと言えば失礼だが、本当にどうでもいい。 ところが、消費税が8%になった時、当たり前だがチケット料金も値上げされた。 どさくさに紛れて結構な率で値上げした美術館もあり、ハングリー精神からか、せめて作品解説だけは読んでおこうと思ったことが、これだけ美術館の世界に魅せられるに至った事の始まりであったと思う。 精緻で非の打ち所がない作品は私を異次元の世界へといざなってくれたが、それらはあくまで目で楽しむ為のものであった。 だから、何ら美術の知識があった訳ではない私には、文字で解説されたものを読んでも当初は何が書いてあるのだか本当にわからなくて、見事に頭がハテナで埋め尽くされ、という以前に、まず詰まって読めない。 専門用語や、例えば絵画の技法を説明されたところでそもそもそれらを知らないのだから、理解できるはずもなし。 そこから私の地道な孤軍奮闘が始まった次第である。 現在、すごいものでその解説はあらかた理解できる。 ふむふむと言いながら読める。 それは、予想以上に楽しいものだった。 ただ、私の好む分野に限ることであるし、もちろん今でも途上の身なのでまだまだ理解できないことも多いのだが、 それでもある程度意味がわかると、単に美術館と言ってもこれだけ奥深いものであり、興味は尽きないのだなということを知った。 なぜもっと早くから解説を読まなかったのかと悔やまれさえしたが、皮肉にも消費税8%への値上げは私に思わぬ幸せをもたらしてくれたのであった。 最近では、作品の模写もしたりする。 美術館やその展示物によっては模写を禁止している場合もあるのだが、可能であればいくらでもその作品の前を陣取っていられる訳なので(私の好むような美術館はあまり人がいない)、 これも自然な流れだったと思う。 先日行った美術展では、私が愛して止まない蛙さんが鳥獣戯画のように擬人化されて描かれていて、しかも大勢で大道芸をしていた! その姿がひどく滑稽で、思わずぷぷぷと吹き出しそうになるほどユーモラスな表情に富んでいたので、ついついササっと模写をしてしまったのである。 さて、次はどこへ行こう。 毎日暑いけれど、手元に確保済みのチケットを前にウキウキと心が踊る。 梅雨明けしましたね〜。もうだいぶん夏を過ごした感はありますけど。蛙さん、また秋まで鳴いてね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/07/20 07:27:07 PM
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