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カテゴリ:ロータスカールトン
最近は・・・ ガソリンが高いとか 地球温暖化とか 慢性的な渋滞とか 夕立が降るとか クルマが汚れるとかで、ロータス・オメガ/カールトンに乗る機会がめっきり少ない だからってクルマに乗る機会が少ない訳ではないので、家族で出かけるのはもっぱらラパン 1人だと大雨だろうが強風だろうがBMW C1だ 本音を言えば雨風の時くらいC1じゃなくてクルマに乗りたい 少し前のブログで ロータス・オメガ/カールトンの代わりのクルマはなかなか無いという結論には達したのだが いろいろな可能性を探るのは楽しいし 逆に言えばロータス・オメガ/カールトンの価値の再発見にもつながる さてそんなある日 新聞の折込チラシにデデーンと黄色の「ルノー・カングー」が載っていた 以前から事あるごとに気になっていたカングー 輸入車ショーでは結構本気モードで観察していた事もあった うーむカングーもやはり良いな~と思いチラシを眺めていると 広告の隅に「試乗キャンペーンでエコバックプレゼント」というのが目に入った ルノーのロゴが入って、エッフェル塔を模したワンポイントがなかなかカワイイ 試乗が出来てエコバックまでもらえるなんて、ルノーに行ってみない手は無い と思って近所のルノーディーラーに試乗車があるのか問い合わせの電話を入れたところ・・・ ・・・日曜なのに電話に出ない 日曜休みのディーラーってあるんかいな? 何度か電話かけたところでやっと電話がつながり 「今日は百道のRKB下駐車場でフェアをやってますのでそちらにどうぞ」ということだった ルノーのフェアをやるなんて力が入ってるなあ・・・と思いつつ百道に行ってみると ルノーの気配はまったく無い どこでやっているんだ? 見回してみると日産の青いのぼりがたくさん立っている 日産・・・ もしかして日産のフェアか? 思えば電話したルノーディーラーは日産のディーラーと併設されていた RKBの駐車場ほぼ全てのスペースに、日産の試乗車&展示車がかなりの台数停まっているようだ モコやノートからシーマまで日産全車種が数台ずつ並んでいる 新型のXトレイルなどは色違いでズラズラとそろえてあって圧巻だ しかし展示車の数の割には、雨が降ったり止んだりの天気だったせいかお客さんは少ない 駐車場の入り口付近は20~30人の水色のポロシャツを着た日産サービススタッフがズラズラと並んで待ち構えている 一昔前の大型温泉旅館のお出迎えみたいで緊張するが せっかく来たので覚悟を決めていざ突撃っ! と勢い良く入ったものの日産車ばかりでホントにカングーがあるんだろうか? きょろきょろしながらラパンを駐車場へ と、日産車の大群の片隅に、1台だけポツンと黄色のカングーが停まっているのを見つけた! ルーテシアやクリオの姿は無く、ルノーはカングーだけしか居ないようだ 完全にマイノリティだな・・・ しかし欲目かもしれないが、大量の日産車のなかにあっても カングーは異彩を放って個性を主張している気がして目立っている ラパンを駐車スペースに停めて降りると、女性スタッフが近づいてきた 「あの~ルノーカングーが見たいんですが~」というと 「あ~ルノーですね?担当者を呼んできます」といって男性営業マンを連れてきた やってきた男性スタッフも日産のポロシャツを着ていて、ルノーという感じはしない 「カングーに試乗したいんですけど」というと 「じゃあ鍵を用意します」といって又どこかに消えてしまった その間に、先にカングーを久しぶりにしげしげと眺めてみる 1回フルモデルチェンジした後、現在はさらにフェイスリフトを受けて顔つきが変わっている 尖った昆虫の目の様な顔つきは「ファンガーゴ」っぽくも感じるが、全体から漂う雰囲気はまちがいなくカングーだ と、さっきの男性スタッフが現れ、鍵を貸してくれたのでおもむろに乗り込む シートはしっとりとしていて座面が前後に長く、背もたれも丁度良い硬さでやはり良い 実用車としてはほぼ最高のシートの出来だと思う グニャっとしたタッチのキーを回すと、一瞬でエンジンが始動する アイドリングの音質はよく抑えてあり気になる感じは無い ゲートが切ってあるシフトレバーをDに入れると、特にショックも無くシズシズとクリープする もちろんウインカーはステアリングコラムの左側 駐車場から外に出てアクセルを踏み込む ググッっと結構良い加速! 1600ccとはいえ重そうなボディなのでもっとカッタルいかと思ったが 「結構トルク感がありますね~最大トルクいくつでしたっけ?」と助手席の営業スタッフに聞くと 「・・・・すいませんルノーの担当じゃないもんで・・・」 はあ?じゃああんたなんで隣に乗ってる? どうやらルノー車には詳しくない日産のスタッフのようだ ゴーン氏の影響力も、末端の福岡までは今ひとつ届いていないのか じゃああれこれしゃべる必要も無いな・・・と試乗に集中することにした 車線変更を右に左に繰り返してみる・・・結構スパッと安定している 背が高いので揺り戻しがもっとあるかと思ったが、その点はさすがだ ただ室内を仔細に観察すると、意外と助手席のフットスペースなどは狭い ただ運転していると、後ろの広大なスペースや、頭上にある収納スペースのことはまったく気にならない 気にならないということは、そういうマスの大きさを意識させない挙動をするという事だ さすが世界一の実用車を作る国の車だと感心しきり と、隣の日産スタッフの存在を忘れかけたところで「他の車種もご検討中ですか?」と質問してきた ここで「いやあ~日産キューブも・・・」とかウソでも言ったら話も盛り上がったのだろうが こういう時の想定問答はすでに完璧に用意してある 「そうですね~メルセデスのバネオとか、プジョーの307SWとかが候補ですね」というと 「そうですか・・・」と良くわかっていない様子で話も盛り上がらない と、しばらく試乗していると、たまたまプジョーの307SWのオーシャンブルーメタがカングーのすぐ後ろについた すかさず左に車線を譲って、307SWを追い越させてすぐ後ろに割り込む で、「これこれ、307SWいい色ですよね~」と言うと 「色はこの色をご検討中ですか?」と、どうでもいい質問 「そういえばカングーにも近い色がありますよね」と言うと 「・・・・」 「あれはオーセンティックだけでしたっけ?」 「・・・・」 「バンパーが黒くなるだけでしたっけね」 「・・・・」 どっちが営業してるんだか分からなくなってきた 話が噛み合わないままカングーは駐車場へ戻ってきた 「他の日産車は試乗はよろしいですか?」 「せっかくだけど今日はいいです」と言ってご辞退申し上げた 日産車に興味が無いわけではないので 時間さえ許せば片っ端から試乗したかったが ラパンに家族を待たせているのでそういうわけにも行かない また帰りは数十名のスタッフのお見送りでフェア会場を後にする カングーは予想通り出来の良いクルマだった 思ったよりもコンパクトで、思ったよりも運動性能が高かった これで170万くらいなのだから、かなりのものだと思う 本国フランスでは、カングーにももちろんクリーンディーゼル仕様があるので、是非正規輸入して欲しい さて粗品でもらったエコバック 思ったより小さくて、買い物には到底使えそうも無い クルマは実用性満点だったがバックはそうでもなかった・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年09月08日 00時48分47秒
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