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カテゴリ:ロータスカールトン
最近のクルマ・・・特に日本製の普通車の場合 外装品で走行中に脱落する可能性がある物ってほとんど無いと思う ドアミラーやスポイラー類は、もちろんボルトでしっかり固定されているし 以前は多用されていたメッキのモールなども最近のクルマにはほとんど見られない しかし私のロータス・オメガ/カールトン ふと見てみると ドアモールのエンドキャップが無くなっている 参考までに反対側のドア このようにモールの両端にエンドキャップがついている どうやら単純に両面テープで貼り付いていただけらしい そもそもこのモールそのものが両面テープ止めなので ときどき浮いてくることがあるくらい中途半端な固定方法だ 他にも、フェンダー上のウインカーとか リアバンパー上にあるナンバー灯のカバーとか 引っ張れば簡単に外れるようなものがたくさんある ある日気がついたら、無くなっているかもしれない! 無くなりやすいくせに、それを調達するのは極めて困難な物ばかりだ たとえば今回紛失したドアモールエンドのキャップ イギリスでロータス・カールトンの部品を揃えていそうな 「SOUTH・WEST・LOTUS・CENTER」と ドイツでロータス・オメガの部品を揃えていそうな 「CLASSIC OPEL PARTS CENTER」に写真と品番入りで問合わせをしたところ どちらも返事は「在庫なし」の「調達不可」 というのもこのモールが付いているスタッコカバー(メルセデス風に言うと)そのものが ロータス独自のもので、オペルには設定が無いためGM系では調達不能 残された手段はロータスからの入手だが ロータス・カーズ自身が、このクルマに関しては、ほとんどまったくサポートの意識が無いのだから困ったものだ・・・ 部品に関してもほぼ絶望的な状況 現実的な解決策として3つの作戦を検討した 1.ebayで出品されるのを気長に待つ 2.ゴムから削りだして複製を作る 3.ロータス・オメガ/カールトンで最近出動した場所はそう多くはないので、行った場所とルートをもう一回トレースして、部品が落ちていないかどうか探す まず1のebayで探すというのを実践して その物ズバリの出品ではないが、ドアモールの土台となっている、スタッコプレートのみ(写真にはモールは外れているようだ)を出品していた イギリス人のフィリップに写真入のメールを送って部品を持っていないか聞いてみる すると 「残念ながら無い。その部品はかなりレアで、自分も欲しい」との返事 やっぱり世界的に難しいのかなあ・・・ もうひとり ロータス・オメガ/カールトンの事故車(!)を出品しているイギリス人にもメールしてみるが 返事が無い しかしロータス・オメガ/カールトンの事故車があるなんて、さすが本国! 950台しかデリバリーされなかった車が、また1台減ったな・・・ この事故車を見に、イギリスまですぐ飛んで行きたいくらいである しかし・・・ やはり中古でも入手は無理か・・・ 入手が無理なら2番の自作を検討してみたが ゴムの塊から削りだして作ろうかと思ったが、ホームセンターに適当なサイズのゴムの塊がない スポンジで作るか、プラキャストで複製を作るか・・・ しかし質感が違うと目立ちそうでいまいち踏み切れない 残された方法は3番か・・・ しかし最近はよせばいいのに結構走り回ったので 少なくとも自宅から半径20km圏内くらいは捜査範囲を設定する必要がありそうだ・・・ しかも路上に落ちたとして、いつまでも転がっているとも限らない だれか警察に遺失物で届けてくれてないかなあ・・・謝礼は弾むのに それにしても最高時速280km/hオーバーを謳うロータス・オメガ/カールトンの外装部品を ただの両面テープで固定するだけってのはいかがなもんかと思うな と、モンモンとしながら路上の落下物を目で追う日々を送って、数週間経ったある日 職場で仕事中に、駐車場付近を歩いていると なにやら幻のように、例のエンドキャップらしきシルエットの物体が・・・ 砂漠で遭難した人が、オアシスの幻影を見るのと同じように、ついに幻影を見るようになったか いや、ゴシゴシと目をこすっても、やはりそう見える! あった!あのドアモールのエンドキャップ! まさに運命の再会スペシャル! (テレビが取材に来るかも知れんな) しっかし まさか職場に落ちているとは思わなかった きっと天国のチャップマンが不憫に思って引き合わせてくれたに違いない! しかし考えてみると・・・ 職場にこのクルマを乗って行ったのは、たしか2ヶ月以上前だから 予想よりも早く脱落していたということだ 早速エポキシ系の強力接着剤で脱落しないように固定する 同じく他のモールのエンドキャップも、緩んでいないか点検する ・・・と、そのうちの一箇所が、両面テープの剥離シートがはがされておらず 5cmほどの「のりしろ」のうち1cmくらいしか接着されていない箇所があった! うひょーっ!危ないところだった! まったくこの392号車を製造したロータスのスタッフ出て来いっ! そういえば、「カーマガジン」の取材に答えた、サンク福岡の今は無き原さんのコメントで 「ロータスは意識的に完成度を8割程度に留めて、残りの2割はオーナーが完成して楽しむようになっている気がしますね」 と言っている記事があったが この両面テープの裏の剥離シートを剥がすのも オーナーに残された2割の楽しみなんだろうか・・・ そう考えると、この剥離シートも、記念に取って置きたくなるから不思議だ それにしても・・・ サーキット走行をする時は、ライト類などに脱落防止のテーピングをするが ロータス・オメガ/カールトンの場合、日常的にテーピングだらけで走らないと安心できないな・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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