テーマ:本と出版について(527)
カテゴリ:出版界こぼれ話
この前123maoさんのコメントをきっかけに、ブックオフを代表する新古書店について考えてみたいと思います。
昨今は、活字離れや本が売れない原因については、いろいろな論議がされていますが、その中で必ず挙がるのが「ブックオフ」の存在。 正直言って、「ブックオフのせいだ!」って糾弾できるほど、影響を与えているとは私には思えません。 図書館だってありますし、漫画とかでいえば「漫画喫茶」だってある。(これらもいろいろ問題視されていますけど…) 「ブックオフ」を代表する新古書店の場合、何が問題かっていうと、ほとんど新刊と変わらないようなものが、安い値段で売られているってことですよね。(機械である程度キレイにして売るっていうのは、よく考えたよなぁ。商売上手。) つまりは、「再販制度」の問題がからんでくる、ということです。 ご存知のように、本は出版社が指定した価格で必ず売られているんですね。 (まあ色々とこの制度についても問題視されますが、これもややこしいのでおいておきます。) ところが、ブックオフはそれらをすり抜けて、安い値段で売っている、と。 なんていうか、「再販制度」とか「委託制度」の歪んだ制度の隙間をうまくついてますよね。 そして「そんなのけしからん!」と怒る人が業界内にはいるわけです。 確か有志の漫画家たちが、反対運動を起こしたりして話題になりましたよね。 著作権や印税の問題が出てきたりして。 この問題は、最初にちょこっと触れたように、新古書店に限らず、公立図書館や漫画喫茶もやり玉にあがっています。 まあここでは、新古書店に話を限ります。 でもなんのかんのと言っても、現行では新古書店は法律では違反ではないので、出版界の人が考えたイチャモンは、「書店での万引きが増えた」というもの。 書店でごっそり万引きしてきて、それをそのままブックオフに売りつける人が多いらしい、ということです。 他にも、出版社サイドが、自社がもつあふれる在庫本を、安い価格で売っているらしい、という問題もあります。 確かに、出版社にとってみれば、在庫を抱えたままか、いずれは断裁するかの道しかないのであれば、売価が安くても売ったほうがよっぽどいいわけです。 私も正直言って、自分が編集した本の在庫がたくさんあると、「断裁されるくらいなら、安くても新古書店に売って、一人でも多くの人に読んでもらったほうが…」と思うことはあります。 もちろん、商売としては書店さんで定価を出して買っていただきたい、というのが出版社にとっては一番です。 書店さんは言うまでもありません。もろお客をとられちゃってますから。 著者も、たぶんそうでしょうね。印税のことがありますし。 昔、ある先生が、「先生の本をブックオフで買って読みました」といわれて、「やっぱりなんとなくがっかりした」と言っていました。 その気持ちわかります。 でも、編集者としての私個人は「それでも読んでくれて嬉しい」と思う気持ちがあります。 本当は書店さんで買ってくれたほうが、書店さんにとっても、著者にとってもいいことなので、あんまり大きい声では言えませんが。 一年に一回くらい、ブックオフで本を買うことがあります。 でもやっぱり色々な人の顔が見えてきてしまって、いつもちょっぴり罪悪感。 そして、こんなにピカピカな本がこんなに安く売られているんだったら、こっちで買うよなぁという、脱力感。 さらに、自分が編集した本があったりすると、「お前はどういう旅をしてきたんだい?」と哀愁が漂っちゃいます。 なんだか自分でも整理しきれない話題でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。 皆さんの意見なども、よろしければお聞かせください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こちらを立てればこちらが立たずって感じで難しい問題ですね。事実ひめちゃんも買って2日ぐらいで読んですぐに売りに行ったことあります。期待を裏切られた本だったので儲かっちゃったと思いました。でもいい本だったら絶対売りませんよ。手元においておきます。
(March 31, 2005 05:23:09 PM)
ひめちゃん3058さんへ
「こちらを立てればこちらが立たず」ってまさにそうですねぇ。 私なんぞは、考えても結論が結局出ないのです。 いい本だったら、絶対売らないというのは、私もそうです。手元においておきたいですもんね。 そうか、自分が担当した本がブックオフに置いてあったときの切ない感じは、それを感じてたからだな。 (March 31, 2005 05:34:09 PM)
はじめまして。3307(さんさんまるなな)と申します。
「ある編集者の気になるノート」さん経由で、 訪問させていただきました。本の送り手の方の 「新古書店」に対するお気持ち、嬉しく拝見いたしました。 私はただの読者ですのであまり参考にならないかもしれませんが、 少し考えてみました。 1)その本の相場を見せてくれる。 2)読まず嫌いの本(定価なら買わず、図書館なら借りる程度)を 手に取る、「試供品」になってくれる。 (しかも、万引きされた本でなければ、 誰かが定価で購入している。献本などは、苦しいですね。。。) 3)増え続ける本を、安価であっても販売できる場所があると、安心できる。 4)欲しいだけ(20冊程度)本を買っても6000円程度で足りる(笑) 単行本なら2~4冊しか買えません。。。 ・「2」の実例 太田光さんの『天下御免の向こう見ず』。 タレント本かと思っていたのですが、読まず嫌いでした。 図書館で借りられなければ、定価で買いたいくらいファンになりました。 ・「3」の実例 最低でも、年に段ボール2箱は売らないと、床が抜けます。 ・「4」の実例 よく、積読します。定価で購入した『終戦のローレライ』が、 文庫落ちして、映画化されて、ようやく手に取りましたorz (定価購入、文庫落ちしても積読は、年に数冊出ます) ・おまけの実例 北村薫さんの『月の砂漠をさばさばと』を、 時々友達にあげてしまうので、本棚から無くなると ブックオフへ買いにいきます。。。 新古書店や図書館の影響で、次回作の制作が出来ない(出版業界や 著者の方が食べていけない)のでは困りますが、 そうでなければ、読者を獲得するための「触手」の一つかもしれませんね。 長々失礼いたしました。 http://d.hatena.ne.jp/nao3307/ (April 1, 2005 02:59:27 AM)
難しい問題をとりあげていただいてありがとうございます。
気になりながらも、深く考えたり情報収集をしたわけではないので「書店での万引きが増えた」と言われているのも初めて知りました。(新古書店に売っても値段は高が知れているので余程の量が無いと…。理由としては苦しいですよね) 私自身、古本での“試し買い”によって作品を知りファンになった作家も多く、読者の数自体を増加させるという影響はあると思います。しかしそれが作家、出版社、書店の利益に直接は結びつかない…。やはり難しいですね。新古書店側はまだ拡大路線なのでしょう。出版界の将来まで視野に入れてもらえると助かるのですが。 以前、古本の買い物日記を書いた時に、 書名を挙げた筆者の方から「おいおい古本?」という書込みを頂きました。 やはり作る側にとってはショックですよね。 さすがに知人の本を買う時は新刊で買っています。 (April 1, 2005 09:15:38 AM)
3307(さんさんまるなな)さんへ
はじめまして。書き込み、どうもありがとうございます。 なんとなく私自身もモヤモヤ思っていたことを、バシッとお書きいただいて、なんかすっきり致しました。 そう、とくに(2)はありますよね。 定価じゃ買う気しないけれど、この値段だったら、気になってたし読んでみよう、っていうものですね。 そういう本の出会い方でも、それが運命的な出会いだった、ということもあると思います。 でも、きっと定価で売る書店さんでは、その出会いは見込めなかったのですから、それは新古書店の効用なんだろうなぁ。 >そうでなければ、読者を獲得するための「触手」の一つかもしれませんね。 うんうん、そうですね。新たな読者を獲得する可能性がたくさんありますよね。 「ある編集者さんの気になるノート」さんが書かれていますが、「出版社のつけた定価が、明らかに本の価値にそぐわなければ、そんな値段を払う気にはなれない」(http://aruhenshu.exblog.jp/i2)という面もありますよね。 定価では買うに値しないけど、この値段だったらまぁお金払って読んでもいいか、という感じ。 これは作り手の問題も大いにありますから、私たち編集者も活を入れて、クオリティの高い本作りをしなければならないですね。 (April 1, 2005 10:00:55 AM)
123maoさんへ
>難しい問題をとりあげていただいてありがとうございます。 いえ、こちらこそ考えるきっかけをいただいてありがとうございました! 「試し買い」というのは、買う人たちにとって動機は大きいでしょうね。 それでファンになった、というのは私にも経験があります。 やっぱり「古本で買いました」といわれた著者にとっては、「定価で買う価値がありませんでした」と言われるのと同じ気持ちがするんだろうなぁ。もちろん編集者や出版社にとっても同じことなんですが。 皆さんのおかげで、私の頭もだんだん整理されてきました。感謝です。 (April 1, 2005 10:09:59 AM)
私は古本屋で私の本を見つけても、そんなにイヤな気分にならないです。ああ、誰かが買ってくれたんだなぁ、と思います。本が古本屋に並んで、また誰かが買ってくれる。それってスゴイことだなと思うんです。
小説を書いて得るものはお金だけじゃなく、読んでもらえるうれしさと、表現する楽しみもあるんです。だから、何であれ、売ってもらえること、買ってもらえることはうれしい。 どこかでだれかが、私の本を読んで楽しんでくれてる、それはとてもうれしい。 古本屋では、刷った冊数以上に流通することはありえません。困っているのはウ○ニー(共有ソフト)のほうです。一度摘発されて、はっきり法律違反だとわかっているのに、ネットを検索するといっぱい出てくる。 彼らは一円もお金を払わず、まったくのタダで小説を読んでいる。 彼らはそれでいいかもしれない。だけど、共有ソフトはダウンロードしほうだいだから、出版社の売上げが下がり、著者の印税が下がる。作家はカスミを食って生きているわけではありませんから、ひいては読者にはねかえってくるわけです。 ヤフーオークションを見ていても、小説をパソコンに取り込んで、CDを売ってる人がいます。 はっきり著作権違反だとわかっているそういう方面こそ、きっちりと取り締まって欲しい。 ですが、業界団体のお偉いさんって、目立つことしか見ないんですよね。 推理作家協会が、図書館に新刊本を貸すのはケシカ ランと噛みついてますね。ピントはずれまくってる感じ。お金のために小説を書く、というスタンスは否定しませんが。 (April 1, 2005 10:23:20 PM)
わかつきひかるさんへ
確かに共有ソフトの問題は大問題ですね! 恥ずかしながら、はっきりとそういう認識はもっていませんでした。 不正に出回っている本は、やはりポルノとかどちらかというとアダルトなものが多いのでしょうか? それともジャンルかまわず…? 音楽のほうも問題になっていますが、本もきっちり業界で声をあげて取り締まってほしいですよね。 (April 2, 2005 04:44:54 PM)
エリエリスケッチさん
>それともジャンルかまわず…? ジャンルかまわずですね。 共有ソフトは、ゲームも音楽も小説も漫画も、すべて共有できるんです。 それに、ポルノだからってアングラなもんじゃないですよ。 フラ○ス書院は○○書房だし、マドンナを出している二見書房もまともなところですしね。 ただ、作家の側がほとんど全員男の上に、本物のSさんも多くいらっしゃるそうですから、血の気の多い編集が多いみたいです。 (April 2, 2005 10:06:57 PM)
中古販売はともかく立ち読みはイカンでしょ。
実態は無料の漫画喫茶そのもの。 ブックオフは本屋でも古本屋でも無いわな、本質が。 本質を誤魔化し建前で商売をするのは外道ですよ。 ・・という考え方もあるよっと。 (April 8, 2005 11:57:49 PM)
私のようなマンガオタクだと、
古本屋と新刊書店をきっとり使い分けしているものの、 大部分の一般的な読者が相当食われてるのは、動かしがたい事実。 ただ逆に言えばマイナー系のマンガは、 言うほど客を取られてなかったりもする。 今のところは、という注釈つきだけど。 長期的な目で見れば、新刊書店が減ればその分 流通も減るから、マイナー出版社も ダメージを受けるのでしょうが。 一番ダメージ受けてるのは、メジャー誌の中堅マンガじゃないかと。 このクラスだと、重版のペースにもろ響いてますから。 さておき、コアな古本愛好家にとっても ブックオフが罪悪なことはある。 古すぎて汚れた本、焼けの強い本は 売り物として出されずに捨てられてしまうこと。 サインつきなども全部廃棄されるそうですねえ。 絶版のレア本を探す身としては、 そうやって捨てられた本がどれだけあったのか想像するだけで辛い……。 あと見た目を綺麗にするために、 本の天地、つまり上下を削るわけですが、 そのために新潮文庫のように紐付きの文庫本の場合は、 紐が切れていたり……。 (April 9, 2005 05:48:40 AM)
くらばしさんへ
ゆきおさんも書かれているように、立ち読み天国のブックオフでは、漫画が一番ダメージくらってるでしょうね。 漫画家たちが最初に立ち上がったのも納得です。 ブックオフの場合、古くて汚い本は、その希少価値はまったく考慮にいれないではねるため、貴重な本はかなりの数が捨てられて来ちゃったでしょうね。 その手法が成功したとも言われてますから、売るほうもそれを認識して選択しなければならないということになるんだろうなぁ、やっぱり。 (April 9, 2005 09:03:02 AM)
ブックオフは悪じゃないかと思いますね~。小学生のお小遣い事情ではよっぽど好きな本じゃない限りお金確保のために売る、と知人が言っていましたから。
私の場合、好きな作家さんのは新刊で買いますがネタなどで見る場合は中古、もしくは立ち読み、そしてマンガ喫茶。 ブックオフにすぐ売られてしまう本は所詮売った人にとってはそれだけしか価値のない本なのだと思います。合っても邪魔なだけ。そう思うと作家さん、マンガ家さんはいつまでも手元に置いていられるような作品を作らなければいけないのだと思います。 (April 9, 2005 04:21:24 PM)
DVDや輸入盤CDは、安くしたりオマケをつけたりして、かなり中古品と頑張って戦っていると思う。消費者としては嬉しいし、実際、DVDとCDは中古より新品の方を買う方が多い。中古で探すの面倒ですし、見つけられたとしても、そんなに安くならないですから。
逆に、書籍や邦楽CDは、買い漁るには新品は高価すぎるので、どうしても中古で買うことが多くなります。できれば、書籍や邦楽CDも中古と同じ土俵で戦って欲しいと思います。 ブックオフで百円で売ってる文庫やCDを、本屋で定価で買う意義は見いだしづらい。 (April 9, 2005 11:34:44 PM)
図書館でも、新作を置くのが早すぎるという議論がされています。
ブックオフだけが悪ではありませんが、万引き商品を善意の第三者として、買うのはおかしいと思います。 最近では万引きという罪を軽く考えている子供達が多く、それのほとんどが古本屋に流れている事実は、本屋業界としては憤りを感じます。 (April 10, 2005 04:31:54 AM)
きょーmるさんへ
小学生のお小遣い事情では確かにそうでしょうね。私も小学生の頃、古本屋さんで漫画を売ったり買ったりしていました。 おっしゃるように、著者や出版社はいつまでも手元に置いておきたいと思わせる本作りを目指さないといけないと思っています。 (April 10, 2005 10:44:24 AM)
chateさん
これこそが、出版界が問題にしていることなんですよね。本は再販商品なのに(定価で売ることを義務付けられている)のに、新古書店では、かなり新品に近いものを安い価格で売っているという。(CDも同じく再販商品)。 DVDのように、同じ土俵で戦うためには、この再販制度の問題をクリアしなければならないわけですが、この問題も根が深いので一筋縄ではいかないというのが現状です。 (April 10, 2005 10:48:20 AM)
NATさん
万引きの罪を軽く考えている子供が多いというのは、本当に問題ですね。 ご存知かもしれませんが、新古書店にスリップが入ったままの、明らかに一回もあけられていない本が多いのはなぜか、という問題が指摘されたことがあって(スリップを抜かない書店さんもありますが)、新古書店のモラルの徹底がどうの、という議論もあったように思います。 新古書店も、子供が明らかに新品でスリップがはさまったような本を大量に持って来た場合は、何かしら対応を考えるとかできないものでしょうか。(それともある程度はマニュアル化されているのか?) (April 10, 2005 10:54:13 AM)
はじめまして、卒論で出版流通の研究をしている高橋と申します。
個人的には、書店で売っている本は高いなあと痛感しています。ハードカバーの小説なんかだと、千円以上するので貧乏学生としては、そんなの何冊も買えません。 ブックオフを利用する時はこういうときで、昔の小説とかをよく買います。 私にはとてもありがたい存在です。 ブックオフの商売は良いのか悪いのかは私には判断がつきませんが、作者と出版社の関係が曖昧なのがそもそもの原因ではないかと思っています。 作者が作った作品を a 企業が使わせてもらっている ならば、ブックオフも一定の印税を支払わなければならないですし b 企業が買い取って販売している ならば、売り払った後、書籍がどのように扱われても作家は文句をいえないですよね。 できれば、作品を作った人がきちんとむくわれる仕組みであってほしいですが。 ブックオフの販売能力が書店よりも優秀ならば、出版社はブックオフを相手にきちんと商売してもいいはずなんだけどなあとも思います。事情があってできないのは知っていますけども。 なんにせよ、本の値段は一般の感覚から言って高いと思います。 もう少し、市場の原理に委ねても問題はないはずです。 (April 10, 2005 09:29:28 PM)
はじめまして、Fと申します。
素人意見ですがちょっと発言させていただきます。 私は、基本的には新品購入をするのですが。 ブックオフ等の古本屋などにもよく行きます。 古本屋を使う場合、次のような理由で使うことがよくあります。 1.新品で買いたくても、もう、絶版になっていて、新品では見つからない場合。 2.品薄でなかなか売っていない場合。(これについては、ほとんどない) 3.試しに買ってみようという場合(衝動買い含む)。 4.新品で売ってはいるが、定価で買うほどの価値がないと思うような場合。 5.かなりの冊数が出てて、シリーズを集めようと思うと、財政的につらい場合。 6.初版狙いの場合。 特に、4に関してはCD等にも言えるのですが、 定価が、質や人気ではなく、 ページ数や媒体の種類によって、ほぼ一定になっていることが多く、 本当に値段に見合う価値があるのかということに疑問に思うことが多々あります。 そのような商品に関して、出版社は、古本屋を攻めるよりも先に、 もう少し値段設定を見直して見るべきではないのでしょうか。 あと、立ち読みについてなのですが、 最近、漫画に関しては、ビニールをかけ、 立ち読みができないようにしている店をよく見かけるのですが、 小説に関しては、ほとんど店で、そのような対策がされていません、 その結果、小説に関しては、立ち読みがほぼ自由にできる状態になっていて、 新品で買っても中古を定価で買わされているような気分になることがあり、 小説を新品で買うのが馬鹿らしくて、いやになることもあります。 その点については、中古店との差別化として、 しっかりやってほしいと思います。 最後に、古本屋が、商売として成り立つのは、 需要と供給の関係にのっとているからだと思います。 そこら辺を出版業界は、もう少し考えてほしいと思います。 (April 11, 2005 03:37:07 AM)
高橋洋介さんへ
本の値段が高いか安いか適当か、これは意見の分かれるところですが、一般的に「高い」と言われがちですよね。 本というのは、生活に必ずしも必要なものではなく、あくまでも知的好奇心を満たす文化的なものであるということがポイントでしょうか。 本の価値をどういうふうに認めるかで意見は分かれるかもしれません。 作者と出版社の関係は、「原稿を書いた著者に対して、出版社が刷り部数に対する印税を支払う」というものですが、それを曖昧に思う方もいらっしゃるんですね。なるほど。 卒論で、出版流通を取り上げていらっしゃるとは、すごいですね。 ぜひ読ませていただきたいものです。 (April 11, 2005 09:44:39 AM)
F..さんへ
いわゆる昔からある古本屋と、ブックオフに代表される新古書店は似て非なるものではないかと思います。 現状では「古本屋」はとくに問題になっていません。 新古書店の買取の目安の一つに「きれいであるかどうか」があります。 つまり、本の希少価値よりも、新しいかどうか、きれいかどうかが買取の基準になっているんですよね。 つまり、それが問題になっているわけです。 前にも述べましたが、再販制度とか万引きの問題ですね。 絶版本や初版本、サイン本を探すなら、新古書店より、古本屋のほうが適しているのではないでしょうか。 高橋洋介さんも書かれていますが、本の適性価格については、難しい問題ですね。 今度それについても取り上げてみたいと思います。 (April 11, 2005 09:52:07 AM)
タイトルに"「悪」か?"という文字があるのに,読んでもどっちの感想も浮かばない本文になってしまっているのが残念です。
だから本文とは関係ないですが,「悪」なんて大袈裟なものではないと思います。なぜ悪いのか全然分かりません。 (May 3, 2005 02:42:52 PM)
長谷川 一成さんへ
確かに「悪」について、全く論じられていない文章になってしまいました。 私自身、うまくまとまらなかったなぁと反省しています。 「悪」と言われている理由は何なのか?ということについて考えてみたかったのですが・・・ もっと勉強します。 (May 7, 2005 09:20:25 PM)
せどり行為というのが流行ってますが、あれってどう考えても詐欺行為だと思っています。
本も本という物を買っているのではなく、そこに書かれている情報にお金を払っているのですから、ある程度、古書であっても、基本著作権料は作者に支払うべきなんじゃないでしょうか? いくら、古書になってもその本を販売したというのは、 その作者のアイデアを売ったとみなしてそのアイデア料を支払うのは、作者への当然の料金だと思います。 そのアイデアを読んだ人がもうかるなんて、そんな仕組み自体、変だし、不公平だと思います。 (December 23, 2005 10:51:04 AM)
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