今朝のバス。乗客の入れ替えがすんで、ガラガラの車輌にご高齢の女性が私の前のシートにお座りになりました。

しばらくするとスーパーのビニール袋の擦れる音がザワザワ聞こえてきました。

視線を向けるとご高齢の女性がビニール袋の荷物を通路に落としたようで、すわりながら拾いあげようとしても拾えない角度で諦めていらしました。

即座に私は席を立って、女性の横にいき、
大丈夫ですよ。私がとってあげます。しっかりと掴まっているから安全ですよ！とニッコリ。

袋を渡しました。

走行中に席を立つと運転手に怒られてしまうので、停止するまで待とうと心に決めていたようです。

それで、私が背後から声をかけてみかんをあげました。

今日のお昼に食べる予定で持って来たみかんをその高齢女性にあげました。

渡す時に一言。荷物を床に落として運がつきましたね！このおみかんで、運がついてきましたよ。今日は運の良い1日になりますよ。（笑）

すると、高齢の女性も笑顔で驚かれ感謝されました。

気持ちの良い朝。


アラフィフだからできることかもしれない。私がもっと若い頃には人様に笑顔を、与える手段を知らなかったし、知っていてもできなかったこと。

30代の頃なら都会のクールな大人ぶって格好つけていたと思います。

40歳を過ぎたなら、自分の欲にかられていたり、守りに入りすぎるのは心の貧しさが露呈しすぎです。

よく見かけるのは他人に冷たい無関心な人達。ミドル世代になったなら、他人に対してもあたたかく存在していたいものです。

いくつになっても素敵な女性でいつづけるのならば、気をつけましょう。心の貧しさ、卑しさが顔に出る年代ですら。