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テーマ:たわごと(26822)
カテゴリ:戯言
どんな話の流れからだったのか、は忘れたけれど、
何日か前に、息子が「今、国語で『伊勢物語』やってるよ。東下り」とポツリと言いました。 大学1年の時、伊勢の講義とりましたよ。 確か、水曜の4限だったかと。 私の在学中に、文学部長になられ、今は、名誉教授なのかな、 とにかく、有名な先生でした。 確か、当時の教科書が残っていたはず、と、ひっぱりだしてきました。 余白部分に、多数の、いや、ちょこちょこと書き込みが ここの「けり」は回想・追憶、「ける」は継続・過去 「よめりければ」と「よめければ」の違い などなど、そこそこ勉強しているふうな書き込みの他に、 「今日もおいしくのめるのは はっちみつさんの おっかげです」 たぶん、この先生が、珍しく面白いことを仰ったんで、思わず書きとめたんでしょう。 「けむし」 この書き込み、教科書の文字とは反対に書いてあるんですよ。 しかも、私の字じゃない。 きっと、前の席に座っていた友人が、私の方にふり返って、落書きしたんでしょうね。 …にしても、「けむし」って… 19歳女子、は、何を考えていたんでしょう 活字、ではなく、自筆本を読まされた講義でした。 その文字の元になっている漢字を答えさせられるので、 予習が欠かせない講義でした。 「むかしおとこありけり」「武可之於止己安利个利」 なんていうふうに、一文字ずつ、調べておかないと、答えられなかったですからね。 今なら、当時より一生懸命、勉強する気になれそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.11.09 09:42:35
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