「他人に申し開きできないような低俗な犯罪を犯した人間を、なぜ社員が庇わなければいけないのか」
ジャニー喜多川の性加害問題でふと思ったこと・・・ たとえば、自分がいま勤めている会社の、あったこともない社長や創業者が今回のような言い訳のできない犯罪を犯していた場合、その社会的制裁をその犯罪と無関係の自分たちが受けることを社員として甘んじて受けられるだろうか? 細部はぼかすが以前いた某大手のゲーム会社で、そこの偉い人がとある事件でマスコミに取り上げられた。その際、社員に対しては事件の経緯や詳しい内容などは一切通達がなく、ただ「この件に関してマスコミが会社の前などで取材をしようとしているが社員は返答しないように」と緘口令が敷かれた・・・ その時に感じた理不尽を思い出しました。「他人に申し開きできないような低俗な犯罪を犯した人間を、なぜ社員が庇わなければいけないのか」と・・・ 例えば同じことを末端の社員が犯したら、即解雇、場合によっては民事で損害賠償請求裁判を起こされるようなことも、社内の上の人間だとせいぜい降格、減俸、下手するとお咎めなし、のようなこともある。で、その事件による社会的制裁、風評被害は無関係であってもその組織に所属していたという社員が受ける。 現在、ジャニーズ事務所の所属タレントの受けているのってこういうことなんだろうなと。逆に言えば、このタレントの中にもジャニー喜多川による性被害を受けた人も高確率でいるはずで。だとしたら余計にひどい話ではある。