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ロード・オブ・ザ・ゲラルド

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2007/06/24
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カテゴリ:レビュー


「あたしは、一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友だちって思うけど」
 

10代の少年少女を主人公とした重松清の短編小説「きみの友だち」は、とても多くの名台詞が詰まっていると思う。そしてそれらは的確に、鋭く、心を突いてくるものばかりだ。「友達」とは何か、「みんな」とは何か?

この小説には「みんなぼっち」という言葉が出てくる。実にわかりやすく、そして恐ろしい言葉だ。みんなと一緒にいるのに、心の中はいつも深い孤独の中。グループの中に溶け込んでいるようで、実は心からは打ち解け合えない悲しさ、虚しさ。表面では楽しくやっていても、いつハブにされるかもしれないという恐怖。多感な時期である思春期はもちろん、大人になってからも日常の中で感じる事があるであろう、この言い知れぬ不安定さを的確に言葉にできる作者はすごいと思う。

自分にとって本当の意味での「友だち」というのはどういうものか?多分この本の中にはその答えの一つが書いてあると思う。人間関係に過剰に気を使う事を強いられる現代の社会において疲れたとき、ふと読み返してみると見失っているものを思い出させてくれる、いい小説だと思う。



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最終更新日  2007/06/25 07:05:20 PM
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