ジャパニーズ・マグナムとTAKATA君のリザーヴ
Ray Brig「さて、僕とEpson君がヘロヘロになりながらピックアップしてきたワインがこちらです・・・」Epson「いや~Ray君・・・あのときは大変でしたね~」ARTA(大変だったのは僕だよ・・・酔っ払い2人引率したんだからね・・・)TAKATA「ところでこのボトル・・・ホントにワインのボトルですか?これって、日本で言う一升瓶だと思うんですが・・・」Ray Brig「はい。さすがTAKATA君、先生もそうおっしゃってましたね。このサイズを日本ではイッショウビンと呼ぶそうですが、僕とEpson君は良く解らなかったのでジャパニーズ・マグナムと呼ぶことにしました。通常のワイン・ボトルは750mlで、ジャパニーズ・マグナムが1,800ml、ワイン・ボトルのマグナムは1,500mlですからジャパニーズ・マグナムのほうが300ml多い計算になります。ちなみにこちら左側が通常サイズです」ARTA「こうやって見比べると全然大きさが違いますね」Epson「そしてこちら右側がワイン・ボトルのマグナム・サイズ1,500mlボトルになります」TAKATA「おお~っ、背丈は1,500mlマグナムのほうがありますが、ボトルの直径はジャパニーズ・マグナムの勝利ですね。ところでお味の方はどうなんですか?」Ray Brig「甲州フリーランはその名の通りフリーラン・ジュースのみで仕立てたようで思ったよりもコクと酸味があります。ボディも意外としっかりしていてリーズナブルな割にはフィニッシュもボヤけずに明確な主張があります。鶏をつかったお料理には抜群の相性を見せてくれそうです。季節は違いますが鶏つくねとお野菜をたっぷり煮込んだ鍋との組み合わせは最高でしょう。僕らの知らないところから先生が入手してきた甲州きいろ香は辛口で立ち上がってくる香りの層が厚く、とても華やかでかなりいけます。かくも香りと酸のバランスにすぐれた日本産ワインがあったのか!という感じですよ。しかも驚きなのは旨み成分や風味成分の内包量の違いからか750mlサイズのものと1,500mlサイズのモノとではヴィンテージが同じであるにも関わらず味わいが異なります。マグナムの方が厚みや旨み成分が多く、コクや酸のバランス、密度も勝ってます。マグナムは買い!ですがなんでも1,000本の限定醸造だそうです」ARTA「なんだって!!」Epson「にもかかわらず先生はまたしても速攻で2本GETしたようです」TAKATA「限定1,000本か・・・・・」Ray Brig「TAKATA君どうかしましたか?」TAKATA「僕が優勝したらこれを開けてもらっても良いでしょうか?」Ray Brig「そんなことですか・・・。先生のことですからTAKATA君が優勝したら嬉しくて何でも開けてくれるんじゃないですか」Epson「全く問題ないと思います・・」TAKATA「決めました。優勝したらこれを開けてもらいます。エチケットの色合いもなんとなく僕に似てるし・・・ボトルも濃いグリーンでTAKATAカラーだし・・・」ARTA「それではTAKATA君の予約ということで・・・・。セパンで開けられると良いですね」