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カテゴリ:エッセイ
前回お父さんは、「運の良い人」について思いを書いてみた。ちなみにお父さんは偉人でも努力家でも成功者でもない凡人である。なので理性的にかっこいいことを言う割には、楽に生きたいと常に願っている。だから簡単で都合の良い話があるとものすごく興味がわく。
今回はそんな都合の良い話として、「引き寄せの法則」のお話。 「引き寄せの法則」とか「本気で信じれば、思いが具現化する」とかいう話や本が世の中にあふれている。人間は思いが強く、信じ込むことができれば「無意識」がそれを具現化してくれる。というようなことが書いてある。おー、なんと便利なんだ。早速やってみたいと思うのだが・・・、今一つピンとこない。 この手の話はお父さんが思うに半分しか当たっていない。「真剣な願い」とは自分に関する限り、最大限に努力しなければ叶うものではない。「自分はお金持ちだと思って行動する」ことが大事なのではなく、「自分はお金持ちになれると思って行動(努力)」することが大事なのである。 そして、もう一つ大事なことがある。すぐに結果が出なかったり失敗したと感じた時、それを自分の責任ととらえられるかどうかがカギである。そうすることで何が足りなかったのか、次にどうするかを考えることができ、行動が起こせる。次の結果によって、また考える。すべては自分次第だと思う。 楽をして結果が出る人も中にはいるかもしれない。でもおそらくそれだけでは長続きしない。世の中の成功者と言われている人で、夢をかなえる努力をしていない人をお父さんはいまだに知らない。 ソファーに横になりながら、必死に「いつか幸せになりたい」と思っている人がどのようなプロセスで「お金持ち」や「成功者」になれるか想像できる人などいないのではないだろうか。 近年話題になる大成功したユーチューバーと呼ばれる人だって、猛烈に努力していると思う。適当に考えて適当な動画を作成したところで、そうそうみんなが閲覧してくれるものではない。どんな動画が見てもらえるのか、喜んでもらえるのかを必死で考えて作っていることだろう。 昔お父さんが読んだ何かに、ある剣豪か修行僧の話があった。誰だったか覚えていないが、その人は洞窟に何年か座って、ひたすら壁を見ていたそうだ。そしてある日、「やはり見ているだけで壁に穴はあかないな」と一言つぶやいて洞窟から出ていったという。見ていた人は「バカな人だ」と評価したというが、お父さんはすごい人だと思う。この人はどんなに強い思い出願っても行動が伴わなければ、結果は出ないと証明したのだと思う。これこそ真実ではないだろうか。 お父さんも同じことをやった人の話を聞けば、バカな人だと笑ったことだろう。でも、その人を笑いながら「引き寄せの法則」を信じることは矛盾しないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.01.21 00:10:09
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