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カテゴリ:エッセイ
お父さんは20歳からずっとタバコを吸ってきている。もう30年になるので、先日の人間ドックで「肺がんの可能性が高まっている」とまで言われていてる。一日の本数×喫煙年数で算出される数値が警戒値に達しているようだ。
さて、昔からの紙タバコは相変わらず吸っているのだが、数年前から電子タバコも吸うようになっている。電子タバコを選ぶときはアイコス、グロー、プルームテックなど主要なモノを試して、最終的にアイコスに落ち着いた。一時期は紙タバコをやめて電子タバコに完全い切り替えたこともあったのだが、ある理由によりハイブリットで喫煙している。
紙タバコをやめない理由は単純で、ベトナムでは紙タバコが圧倒的に安いからだ。お父さんが吸っている「メビウス」というタバコ、日本では1箱500円以上するのだが、ベトナムでは120円ほどで購入できるので、ベトナムではずっと紙タバコを吸っている。 アイコスなどメジャーな電子タバコはベトナムでは購入できないこともあり、ベトナムにいるときは完全に紙タバコが主流になっている。
日本ではどちらも同じ値段なのだが、最近はやはり両方使い分けている。理由は簡単で、紙タバコの方が圧倒的に吸った満足感が大きいからだ。電子タバコの満足感は紙タバコの半分以下だ。 それでも電子タバコを持ち歩いている理由は、周りで電子タバコを吸う人が増えているからだ。自分より目上の人が多い飲み会などでは、電子タバコを吸うようにしている。やはり紙のタバコは周囲に与える影響が電子タバコの比ではないので、どうしても遠慮してしまうのだ。
また最近では「喫煙可」でも「電子タバコのみ」という店も出てきている。結局電子タバコを持っていないといろいろと不便なので、これはこれとして持っていなければならない。
まあタバコを吸わない人から見れば、「ばかみたい」と思うのだろうが、喫煙者にとって「タバコを吸えない環境にいる」というのはストレスになるものだ。いつでも据える環境で吸わないのと、吸えない場所で吸わないのとでは全く気分が異なる。
電子タバコと紙タバコの話に戻るが、電子タバコは喫煙者にとってはかなり周囲に譲歩していると感じる種類のタバコだ。ニオイは少ないし有害物質も紙タバコに比べるとほとんど出ないと聞いている。 しかしながら、非喫煙者にとってはどちらも同じという見方になるそうだ。タバコはタバコであり、体に悪い。周囲に悪影響を及ぼすということで、どっちを吸っていようと許容できないらしい。 タバコはどこまで行っても悪のイメージから逃れられないようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.11.13 00:10:10
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