天使と住む楽園

なかなか無くならない出産中の障害。
それは、いきむ度に、サポートが肛門をおさえるのだ(>_<")。
それで集中力が切れてしまう。
もともと触られるのが嫌だったが、いい加減我慢できなくなり、

私「それ、やめて(>○<#)ノ！」

とついに言った。
サポートはそれを受け入れて、以後やめてくれた（-。-;）。
そうすると、大分楽に集中できるようになった┐('～`；)┌ヤレヤレ。

そのうち、ようやく助産師（お産をサポートと夫に任せ、側の長いすに座っていたらしい）も参加。
　
助「さあ、がんばってe(^。^)g_！」と、応援する。

私「応援ありがとう！
　　よーし、がんばるそv(^o^)！」

などと、感謝するわけが無い。
応援してもらって有難いと思える心境じゃないんだってば！

私「うるさい　(>○<#)ノ！」

すかさず怒鳴った。

もう遠慮も何もなかった。
とにかく、私に心地良い、お産に集中できる環境だけが欲しかった。

サ「周りでしゃべられるのが嫌なんですって（嫌味ではなかった）」

みんな黙って、私のお産を介助してくれた。

手ごたえを感じているので、自分でもかなり出てきてるんじゃないかと実感できる頃、

夫「あと少し、もうちょっと！」

と、ずーっと夫が繰り返していた。

私「あと少し？
　　ああ、もうすぐ生まれるのね～(^O^)」

と、ものすごく励みになり、がぜんやる気になった

はずもなく、

私「さっきからずーっと”あと少し”じゃん。
　一体、どんだけ
　”あと少し”なんだよ　ヘ(>○<#)ノ！？」

と、逆にイライラした。
私にすると、もう何十分も「あと少し」と言われている感覚だった。

私「二度と子供なんか
　産むもんか(>○<#)！！！！！！」

出産中、何度思ったことか。

しか～し、出産後にこの時の痛みが

「何てこと無い┐('～`；)┌」

と思ってしまうほどの痛みまみれの日々を過ごすことを、この時の私はまだ知らなかった。

もうあまりの痛みと、サポートへの苛立ちと不信感で、私は怒りまくりだった。

そのうちに、ようやく自分でももうそこまできているという感覚がきた。

私「やばい～、絶対これ切れるよ～(>_<")」

と感じる箇所にものすごい激痛が何度も走る。

私「切れちゃう、切れちゃう、
　おらおら～、もうさっさと出ろ～、
　うりゃ～( /＞＜)/」

できることならもっと優しい言葉を思いながら生みたかったが、怒りまくっているし、優しい言葉だと、どうも気が抜けてしまうような感覚で、

「くそ～」とか、　「うが～」

などという、気合十分な激しい言葉ばかりが頭に浮かんだ。

「一体いつまでこんな事が
　続くんだ～～～～～ヾ(>y<;)ノ！？」

「そりゃ、生まれるまでだろうね～┐('～`；)┌。」

「じゃあ、一体いつ
　生まれるんだ～～～～ヾ(>○<;)ノ！？」

「そりゃ、神様にも
　わからないんじゃないかな～┐('～`；)┌？。」



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