きのう、なんだか反応が良かったので(^^* 調子に乗って第二回め(笑)
出版というのは、イマドキ風な言葉で言うと、これもやっぱり「IT」です。
IT って言うのは、つまり インフォメーションテクノロジー ですね。
IT、アイティーって なんだか一つの言葉みたいに言ってしまいますが、
ここは はっきり「I」と「T」に分けて考える必要があります。
「T」つまりテクノロジーは どんどん進歩して、ここのblogがそうであるように
ホントに簡単、手軽になってきました。
有名なドラッガーさん的な表現をするなら、今は第4回めのIT革命直後、ってところでしょうか。
第4回め?
そう。
一回目は、約5000年ほど前に起こった、文字の発明。
二回目は、AD1300年頃起こった、書物の発明。
三回目は、15世紀に起こった、活版印刷の発明。
15世紀なんて言うと なんだかエラい昔のことみたいですが、
この時に生まれたテクノロジーって つい昨日くらいまでは
生きた技術だったのですよ(^^
だって、わたしが編集者として駆け出した頃は
写真植字 っつうものが始まったばかりで まだ本は
ほとんど活版・・でしたもの。(おいおい・・・・トシがばれてますよ ^^;)
活版って わかります?
読んで字の如く、活字で作った版で印刷する技術ですね。
想像しやすいように見た目のことを言うと、
ゴム印のゴムのところが金物でできた「活字」っつーやつを原稿通りに盤に並べ、
それを版下にして本を作って行くわけです。
要するに、
モロ「版画」!
・・・って感じの作業です。
で、写植の時代が来て。
いちいち版を変えなくても 原盤さえあれば 文字を拡大したり縮小したりが
自由自在って・・・
スゴイ!と思いましたね。
現場の人の顔ぶれも変わりました。
それまで名人芸みたいに活字を拾っていた頑固親父みたいな職人さんたちが
「オペレーター」という名の若いお嬢さんたちに一変したのです。
文字の種類も一気に増えたし、指定も簡単になりました。
だけど まだ 手詰めで字間を詰めて版下作るような作業は残ってたし
そもそも、写植自体が特殊な知識をもったオペレーターさんの助けを借りなければ
ひと文字だって シロートが打ち込むことはできませんでした。
そういう意味では 手軽さという部分、活版時代と あまり変わるところがなかったかもしれないですね。
(ぜんぜん途中ですが急用ができたので またあとで続き書きます m(__)m)
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Last updated
March 3, 2005 06:32:13 AM
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