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テーマ:たわごと(26806)
カテゴリ:別れ
Yさんは、几帳面さと、そそっかしさが、面白く同居していた方でした
几帳面さはYさん個人のお仕事に…です。 視覚障がいの方の相談を担当されていて、 私たちと同じフロアに相談室があり、 相談が終了された後の時間帯に、 私たちのサービスを利用される時間を予約され、 福祉局への提出用「相談表」に、点字で書かれた、 相談内容とアドバイスを、墨字で記入を依頼されます。 几帳面さは、墨字の項目を、全て点字でも書かれることです。 相談依頼者のお名前と相談内容さえ分かれば、 墨字の「相談表」は作成できるのですが、 相談日時・相談者名・相談内容・・・ と 項目を一つ一つ点字で書いてくださっていました。 (ご自分の保管用だったかも?) そそっかしいのは、協議会の代表としてのお仕事に…です。 Yさんには、多くの公文書が送られてきます。 これを、点訳・プリントし、会員に配布するのです。 先ず、行政からの文書を音訳します。 文書を一見して、大項目・中項目・小項目の数、 更に細かい項目分けがあるかなど、全体像をお話します。 暫し考えて「よし!」の声が出たら、読み始めます。 ご自身がパソコンに向かわれて入力開始です。 超弱視のYさんはディスプレイに額を擦りつけんばかりにして 入力を始められます。それを目で追いながら、 ミスタッチがあれば、お教えしながら読んでいきます。 「あぁ。目の玉が左右に別れそう」 でも、この作業は楽しかったです。 視覚障がいの方が、ご自分たちが読みやすい・解りやすい、 点字文書を作る現場に立ち合わさせて頂けたから・・・ 『点字表記法』には『公文書などは、点字でも一般の形式にならって書く』 と記されていて下記のような書き方例が載っていますが、読みにくいと感じてしまいます。 Yさんはこの例文のように、読み出しの部分に多くの空白を作ることなく、 主に3マス目から書き出し、項目をカギや波線で囲んだり、 いろいろな区分わけを工夫されていらっしゃいました。 こうして、苦労して書かれたのに、度々 「こないだの 文書のフロッピー、此処に忘れて行かなかったかな」 『えっ マタ デスカ?』 長文になってしまいました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.09.03 18:56:38
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