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テーマ:たわごと(26821)
カテゴリ:別れ
Kさんは、都内の区の鍼・灸・マッサージ師会の会長さんです。
会長になられる前は、家電の取扱説明書や、 CDの目録の音訳が主で、『取り敢えずは、その場で、必要な所 ~~家電であれば、switchの位置とか、機能を音訳』し、持ち帰えられ 後で全文を『預かり依頼』にされていらっしゃいました。 『預かり依頼』とは利用者の予約が入らない時間か、利用者の方が 1コマ90分の時間を使わず予定より早く帰られた残り時間に 預かっている資料を、点訳・音訳・墨訳(期限なしが条件)することです。 Kさんがお住まいの区では、決められた日に、区内の点訳サークルが 交代で、対面サービスをしていることを伝え聞いていましたので プライバシーに関係ない取説などは、 「そちらの方が、お近いし仕上がりも、早くのでは?」と話したところ 「大勢の人が係わるので、ザワザワしていて落ち着かない」と 地下鉄を乗り換えながらでもお越しになるのでした。 会長さんに就任されてから、ご依頼の内容は、 会の運営に関するもの一色になりました。 墨字で配達される公文書などの点訳・音訳が終われば 必ず会報の作成・発行でした。 Kさんが、点字で書いてこられたものを読み上げられ、 それを聞きながら、入力していきます。 ここで、面白いのは、点字は、正確に書きさえすれば 誰が書いても、全く同じになる筈なのですが 微妙に違ってくることです 大抵は、私が書き方のほうがが、多い行数を必要としました。 主に行末の扱いと、マス空けの違いです。 触読は3拍で区切るのが効率がよいと結論が出てからは 区民祭りは、クミンマツリから、クミン■マツリ。 桜並木=サクラナミキ→サクラ■ナミキ。 岬めぐり=ミサキメグリ→ミサキ■メグリ etc ・・・ などと書くようになりました。 お若い時に点字を学ばれたKさんは 助詞・助動詞のみの行替えをなさいますが 私が点字を始めたときは、 助詞・助動詞を含む語句全体を行替えするように 表記法が改訂されていました。 また行末が、10マス以下の空欄の場合は 語全体を行替えして書きます。 「今は、こう書くんですね」と あまり、ご自分の書き方に執着されることは、ありませんでしたが 多少、戸惑われることもあったようです。 入力し、プリントしたものを、触読していただき、 校正の後、必要部数をプリントし 持参された封筒に宛名書き封入します。 健康保険適用の申請をするよう、 会員の方たちへのPRも、しばしば、書かれていました。 都バスで、「次は、健康保険が使える○○治療院前でございます」 などと、アナウンスを聞くと、 各区の会長さんのご努力が実っているのだと嬉しく思います 音声付のPCも購入され、本当に頑張っていらっしゃいました。 案の定、留任・留任~~~ でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.10.23 11:45:12
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