|
テーマ:フィンランドの刃物(26)
カテゴリ:民間防具考
KELLAM KNIVES Wolverine http://www.kellamknives.com/index.php?main_page=product_info&cPath=1_33_36_43&products_id=7 そろそろ盆の時期なので、図書館で借りたビデオ『五条霊戦記』を見ました。 というのも、この映画は史学の先生がご健在だった頃、 ビデオテープを送って感想を聞かせて頂いた思い出のある作品であったから。 開口一番、「こりゃあ、フィクションだに」と木曽の方言で言いながら 笑っておられたのを今でも覚えています。 史学の師匠は太平洋戦争終戦時、朝鮮半島に出征しており、 ソビエト軍の進撃と対峙したのですが、 自らは一言も戦争中のことをお話しにならなかった。 かたや自分の祖父は終戦当時ソビエト国境すぐ近くの満州にいて、 家から佩いて行った備前長船の刀を帰国前に分捕られてしまった。 当家の墓地には日露戦争で死んだ先祖のお墓もあるので、 ロシア、ソビエトは当家累代の敵国であると認識している。 見えない世界でどのような因縁があるのかはわかりませんが、 自分は日常的にフィンランド製、またフィンランドの人が企画したナイフを使っています。 かつてフィンランドがソビエトと二度にわたる戦争をしたという史実を知ったのは、 フィンランド製ナイフを使いはじめた後のことでした。 (他にも北欧ノルウェーのHELLEや、 スウェーデンのEKA等のナイフも持ってますが、これらはあまり使っていません) 史学の師匠と自分の祖父がもし生きていたなら、きっと これらのフィンランド製の生活道具に興味を持って下さっただろうと確信しています。 しばらくフィールドワークに行ってまいります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年08月15日 23時17分24秒
[民間防具考] カテゴリの最新記事
|