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2009年03月06日
XML
カテゴリ:Hiekka aikaa
tooticky-fg01-101.jpg

(上記トゥーティッキの画像は楽天市場 マイクのおもちゃ箱さんのHP
 http://item.rakuten.co.jp/miketoy/tooticky-fg01/ より。

トーベ・ヤンソンさん作のムーミン・シリーズには、
金髪碧眼の女の子のキャラクター、トゥーティッキが登場します。
トゥーティッキはいつも腰に プーッコ=ナイフを下げています
(上記フィギュアでは安全基準の関係で鞘の鋭角な部分を再現していません)。
成人男性だけでなく、女性や子供もナイフを扱う
北ヨーロッパの慣習が象徴されているようで楽しい気分になります。


ところが、日本では “進駐軍” アメリカの影響が大変色濃く、
カスタムナイフメーカーや小説家の
「ナイフは男の道具だ!」との発言もあって、かなり力が入っています。
ナイフ関係者やマニアから “ナイフの神様” と崇め奉(たてまつ)られている
アメリカのカスタムナイフメーカー・RWラブレスは、
女性ナイフメーカーに対して「ナンセンス」と言ってみたり、
一部のハンドル材について偏見的な発言していますし(→ウェブ魚拓)、
ほんの10年前ぐらいから確信的に大宣伝された一連のタクティカル・ナイフも
ミリタリーのエリートで、戦闘意欲が剥き出しで、 “マッチョ” で、
ナイフを利用して強面(こわもて)ぶりを誇示しているように見受けられます。


取り扱うナイフの外観やコンセプトは、随分 男らしく気合いが入っているのに、
秋葉原連続通り魔事件後のナイフ業者たちの言動ときたらもう、
業界団体が率先してダガーの規制を要望してみたり、
規制の方向が決まるまで沈黙していたり、
ダガーを買った人たちを置き去りにして素知らぬ顔をしてみたりと、
反応が妙に生々しくて重苦しいし、ちっとも “マッチョ” じゃない。
業界が作ったブームとは全然関係ないところで
ダガーや短剣型ナイフを買っていた人にとっては、疫病神以外の何ものでもない。


そもそも、ナイフ業者たちが率先して売り込んでいたナイフの仮想目的が、
よりによってハンティングやセルフディフェンスなど殺生に関わるものばかりなのは
理解に苦しむところだし、正直言って気持ち悪くて拒絶反応を起こします。
たしかに、一部のコレクターやマニアたちにとって、
ナイフは男らしさを補完するための筋肉増強剤みたいなものかもしれませんが、
普通の感覚の人間はとてもついていけません。


要するに、力みすぎ、男らしさ強調しすぎ、
特殊分野のエリート利用しすぎで重い、重いのだ!!

…しかし、今回の銃刀法改正によって、長年の重苦しい悪夢から醒めて、
まっとうな方向へ進むよい機会が訪れつつあると考えたいです。






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Last updated  2009年03月06日 07時45分49秒



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