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テーマ:暮らしを楽しむ(388354)
カテゴリ:Nature
妹尾河童氏著の『トイレまんだら』という本をご存知だろうか。
これはいろんな著名人のトイレを、緻密なイラスト入りで綴ったエッセイをまとめた本なのだが、私のお気に入りはジャズサックス奏者の坂田明氏の部分。 彼の場合、トイレではなく、彼の飼っているミジンコが話題になっている。 ちいさなちいさなミジンコ…、私たちの肉眼で見えるか見えないかの小さな命は、卵から還り、子供を産んでから死を迎える。顕微鏡で覗くと、その透き通ったからだに心臓が見え、食事、排泄、出産などなど、命の営みが観察できるそうだ。その寿命は約6日なんだそうだ「でもたった6日と思うのは人間が自分の時計で計るから(本書より引用)。」 「ぼくらが簡単になんでもペチャって潰してるけど、いつか同じように、ぼくらの住んでる世界がペチャッと潰されるだろうと思う。その原因になる事を、僕たち自身がつくっているんですよね(本書より引用)。」 小さな小さなミジンコの命や、虫の命、さらには肉眼では見えないような微小な命をも尊重する心が、私たち人間自身を含む様々な生き物を尊重する心へと繋がるんだと、しみじみ感じるのだ。 機会があったら、是非、坂田氏の項目、読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年05月18日 15時07分18秒
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