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カテゴリ:ビジネス・人材教育
【人によって態度を変えてはいけない】
★元スターバックスコーヒージャパンCEO、岩田松雄氏の言葉から― ◎スターバックスの幹部の一人、ハワード・ビーハーの著書『スター バックスを世界一にするために守り続けてきた大切な原則』 (日本経済新聞社出版社)の中に、こんなフレーズがありました。 「かぶる帽子を一つにする」 かぶる帽子を取り替えるように、対応する相手やその時々の環境に よって人間性を変える人がいる。 それはやってはいけない、帽子はひとつだけにしなさい、という意味の 言葉です。 上司の前ではこの帽子を、部下の前ではこの帽子を、お客様の前ではこの 帽子を、というのでは、二面性がある人間だと思われてしまいかねない。 人によって対応を変える人間だと、むしろ信頼を失ってしまいます。 自分は自分なのです。自分らしさを出せばいいのです。 背伸びをしたところで、所詮それは本当の自分ではない。 誰と会っても、どこに行っても、ひとつの帽子で貫くことです。 同じような態度で、同じように接する。できるだけ謙虚に。 私は人によって態度を変えるのが嫌です。 だから、目下の人に対しても、目上の人に接するのと同じように、 態度を変えないようにしています。 そうすると、みんなから謙虚で腰の低い人と見てもらえるようになります。 私は自分自身を「普通のおじさん」と見られていいと思っています。 向き合う人によって態度を変えるのでは、人間性を疑われても仕方があり ません。 上から見た評価と、下からみた評価が違うリーダーは、やはり問題です。 その姿を、部下はしっかり見ています。こういうところから、部下は リーダーを見極めているのだと思うのです。 (参考文献:岩田松雄著「ついていきたい、と思われるリーダーになる 51の考え方」サンマーク出版) ________________________________________ *自分より立場が上の人には低姿勢で、自分より立場が下の人には傲慢な 態度になる。 謙虚さがあれば、傲慢にはなれないものだ。 自分はまだまだ努力が足りない、といつも学んでいこうという姿勢が あると、謙虚な心がつくられていく。 これは、何も企業や組織の中だけの問題ではなく、社会一般的にも 言えることである。 ある企業の社長さんは、役職に就いている人以外の社員を呼ぶ時、 「○○さん」、と声をかけるそうだ。 呼ばれた社員はみんな笑顔で返事をするという。 職場の雰囲気も明るく、業績もよいのだそうだ。 これは社風かもしれないが、少なくともこの会社の社長さんは、 「帽子はひとつ」の精神の持ち主である。 社会においては、下の者も上の人をきちんと見ているし、家庭では、 子どもも意外と親を、しっかり見ている。 人に向き合う時の姿勢、謙虚さを忘れないように気をつけたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年01月16日 07時00分13秒
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