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カテゴリ:健康
【小さな習慣】
★心理学者、ロバート・マウラー氏の言葉から― ◎ある調査で、体重の10パーセントを落とすと(太りすぎの人の場合)、 糖尿病のリスク、高血圧、睡眠時無呼吸などにめざましい変化がみられる ことがわかった。 ある女性は運動すべきだと思い立ち、自宅に高価なランニングマシンを 購入した。なのに、運動を避けていた。 「どうしても運動ができない」 そう思った彼女はちいさな一歩を踏み出すことにした。 最初の一ヶ月間、彼女はランニングマシンの上に立ったまま新聞を読んで コーヒーを飲んだ。 次の一ヶ月間、コーヒーを飲み終えたら、一分間だけランニングマシンの 上で歩き、毎週それを一分ずつ延ばしていった。 最初の数か月、多くの人が彼女の小さな行動を、ばかげていると思った。 だが、実際は違っていた。 彼女は運動に対する忍耐力を身につけていたのだ。 まもなく、彼女の「ばかげた」小さな行動は、毎日一キロ走るという確固 たる習慣に発展した。 おもしろい例として、イギリスで育った女性の話しをしよう。 13歳のとき、彼女は毎日紅茶に入れるスプーン四杯の砂糖が、身体に 悪いのではないかと気がついた。 意志の力と自制心で、四杯のうち三杯の砂糖はやめたが、最後の一杯を 入れる習慣はどうしてもやめられなかった。 最後の一杯を拒めるほど自分の意志は強くないのだと気づいたとき、 彼女は砂糖を紅茶に入れる前に一粒だけ取り除くことを試みた。 翌日は二粒を取り除いた。彼女はこれを続けながら、毎日取り除く量を 一粒か二粒ずつ増やしていった。 こうしてティーンスプーンが空になるまでにほぼ一年かかった! この話をしてくれたときの彼女は45歳。 ずっと紅茶は砂糖抜きのままだった。 (参考文献:ロバート・マウラー著「脳が教える一つの習慣」講談社) ________________________________________ *脳の仕組みは知れば知るほどおもしろい。 著者の説によると、一ヶ月でダイエットを成功させよう、と決意すると 脳の中にある扁桃体というのが警報装置を働かせるのだそうだ。 脳は変化を危機ととらえる性質があるという。 健康のためには、脳のその拒否反応を時間をかけて少なくしていくのが 効果的だともいう。 一般的に、お酒が好きな人はお酒をやめることができないという。 お酒を飲みたいのは体がお酒を欲しがっているからだと考えがちだ。 だが、脳科学者からいえば、本当はそうではなくて脳がお酒を欲しがって いるというのが正しいことなのだろう。 脳の働きを健康志向に向けるには、「少しずつの精神」から始め、それを 続けていくことが一番よさそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年08月31日 07時00分14秒
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