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2021年03月11日
カテゴリ：自己啓発すすめ
【不安なときほど気分転換をしよう】
生きていると不安になることがあります。 これは、昔も今も変わらないものです。 昔よりも現代のほうが生活も便利になりましたから、不安も少なくなったか というと、必ずしもそうではないようです。 ただ、不安な気持ちを解消する方法は今の時代のほうがたくさんあるのかも しれません。 この不安な気持ちを解消するには、気分転換をすることが一番よい方法です。 気分転換には、自分ならでは手法を持っておくことも大事です。 気分転換で、人生を変えるきっかけをつくった人がいます。 以前、千円札の肖像画にもなっていた、夏目漱石は気分転換で作家への道を 切り拓きました。 漱石は、裕福な家庭で生まれましたが五人目の子どもだったこともあり養子に 出され、寂しい幼少期を過ごしています。 ただ、勉強はよくできたので現在の東京大学の英文科に進んで、英語の教師に なったほどです。しかし、そのころ近親者が続けて亡くなったこともあって、 少しずつ神経症になりはじめました。 神経症の原因は、不安からくるストレスです。 それでも、英語をもっと勉強したいと思いイギリスに留学したのですが、生活 環境が変わったこともあり、神経症が悪化し2年で帰国しました。 帰国してからも、英語の教師の仕事を続けましたが、病気の影響なのか授業に も集中できず、生徒からの評判もよくありませんでした。 そんなときに、小説家で俳人の高浜虚子から、 「気分転換に小説を書いてみたらどうか。神経症がよくなるかもしれない」 とすすめられたのです。 漱石は、「そうか気分転換だと思って書こう」と考え、書き上げたのが名作 となった『吾輩は猫である』です。 この小説が売れたことで、教師をやめ小説家としての道を歩きはじめました。 漱石は、小説を書くことで気持ちの余裕を取り戻すことができました。 漱石にとって、神経症の経験は無駄にはなっていなかったのです。 このように、気分転換とは人によっては、人生を左右するようなきっかけに なり、大きな心の改革の要因ともなり得るのです。 （by ハートリンクス） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2021年03月11日 07時00分06秒
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