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カテゴリ:向上思考
【責任を持つ力】
仕事にも、雑事にも責任を持って取り組むのはとても大切ことで、これは人と して持っておきたい倫理の一つです。 「責任感を持つ」というのは、責任を持つ力を発揮するということです。 社会で生きていく以上は、立場に応じて責任を持つ力を、日頃から鍛えておこう という姿勢は大切です。 ただ、責任感は強くあるべきですが、強く持ち過ぎてしまう人もいます。 無責任な人もたまにいますが、責任感が強過ぎるのもよくありません。 今の自分にとって、どこまでだったら責任を持てるか、この基準を実力以上に 高く定めると、耐えきれなくなります。 これでは、自分は傷つき周りにも迷惑を及ぼすことになります。 責任を持つ力は、自分が置かれた立場と、自分の実力をある程度把握しておく ことが大事です。 つまり、責任を持つ力は、自分を知ることで決まってくるものです。 反対に、無責任な人は、責任をとることを恐れます。 自分の立場の安全を第一に考えてしまうために、責任のともなう物事から距離 をとろうとします。 ただ、人間的に成長する人は、責任感が強い傾向があるのは間違いのないこと だと思います。 そしてその過程で、あるときは、自分の限界以上の責任を負い失敗することも ありますが、その失敗も心の強さに変えていける人でもあるのです。 松下幸之助さんの逸話があります。 ある日、技術部門の役員の方と打ち合わせをしていました。 松下さんが、その役員に聞きました。 「君は、自分が作った製品を抱いて寝たことがありますか?」 質問の内容があまりに唐突だったので、役員は答えることができません。 松下さんは言いました。 「君ね、製品を抱いて寝ると、その製品が話しかけてくるんだよ」 この言葉を聞いて、「そんな気持ちで製品を開発していかなければならない、 そのためには、製品に責任を持つ力を強くしなければ」と思ったそうです。 今の社会では、政治や経済の分野でもそれなりの立場にある人たちの、責任を 持つ力が劣化しているようにも感じます。 まず、ひとり一人が自分の立場で、果たすべき責任を果たすことが大切です。 責任を持つ力とは、心の力です。 心に力がある人は、「自分がこれをやらなかったとき、どうなるのか?」 という想像力が豊かです。 「責任を持つ力をさらに高めよう」、と考える人が結果的に幸せな生き方をして いるのではないでしょうか。 (by ハートリンクス) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年11月04日 07時00分08秒
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