000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Flatのガンプラ製作日記

Flatのガンプラ製作日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

flat2775

flat2775

Freepage List

Calendar

Favorite Blog

迷えるデカ羊(仮) ぶらんか@さん
キラ-ゼロの「ガン… キラ-ゼロさん
カフェインレスコー… ゴージャスぶたさん
子どもにタネをうえ… kazuyam7さん
貴様だってニュータ… しのり1さん
帰ってきたA3(Still … IRIPONさん
あ.あ.て.(あげいん… ぴよんせさん
だっちん堂(死ぬま… だっちんZさん
ゆずっちゃの赤ちゃ… ゆずっちゃさん
熊、楽に襲来。 BASARAplusさん

Category

Archives

Shopping List

2004.11.02
XML
カテゴリ:ガンダム
ジオンの系譜をやっていて、昔遊んでいたシミュレーションゲームの事を思い出した。

私はWarゲーム(シミュレーションゲーム)と呼ばれるボードゲームを遊んでいた頃がある。
小学校高学年~高校生くらいだったと思う。
当時はコンピュータはまだ全盛ではなく、シミュレーションゲームといえば、普通は紙の
マップと紙の駒を使ったもので、遊ぶ方が普通だった(ちょっとマニアックな領域)。
皆さんはボードゲームというと人生ゲームとかモノポリーとかいろいろなものを
想像するかもしれないが、Warゲームと呼ばれるジャンルはそういったボードゲーム
とはある意味一線を画している。
それは、いかに事実に忠実であるかを念頭においてゲームが作られていることである。
裏を返して言えば、2人で遊ぶとしても、開始直後から、一方が圧倒的優位などと
いったことが有りうるのである。
これは歴史の1シーンを題材にしていることが多いためであり、例えば太平洋戦争を題材に
した場合、日本とアメリカが互角に戦力的に全く互角でないところなどが再現されて
いるのである。
これが「スタートも勝利条件も同条件」のボードゲームと異なるところと言える。

そして、お互いが無策に歴史を繰り返すように駒を動かしていった時、歴史と同じ
ような結果になるゲームを「正しく史実が再現されている良いゲーム」と評価した
ものである(もちろん遊びやすさなども重要であるが)。

ちなみに絶望的状況の方を受け持つ人は、負けることで快感を覚える危ない性格の人なの?
と不審に思われる方もいるかもしれないが、スタートが異なるのだから、勝利条件にも
差をつけることでバランスをとっているのである。
例えば1月にAとBで戦闘が始まって、5月にAが負けたという史実があった場合、
Aは敗北を6月まで引き延ばすことができれば勝利、Bは逆に戦力では有利ながら4月までに
相手を敗北に追い込まなければ負け、5月なら引き分け。といった具合である。
(これはあくまで例です。色々なゲームによりもちろん勝利条件等は変わります)
これにより戦力バランスはあくまでも史実どおりでアンバランスでも、頑張りにより
ゲームとしては勝利することが可能なのである。

さて、話を戻そう。ジオンの系譜である。ジオン公国の国力は連邦の1/30であることは
周知の事実である。つまり、よっぽどのことがない限りジオン公国が連邦に勝てっこ
ないのである。しかし、このゲームの勝利条件はどちらも同じく「敵本拠地の陥落」
である。いくらなんでも無理!
そこで、やったのは史実の無視である(ガンダムは虚構なので、史実などない、という
話は置いといて)。ジオン公国の国力は1/30ではまったくない。
あんまり変わらないのである。これではザクの作り放題である。ゲーム開始当初連邦は
戦車やら航空機やらしかないので、ジオン公国は好き勝手でき、特に素晴らしい作戦を
練らなくても快進撃は続く。ジャブローの攻略も難しくはない。
史実どおりの展開になどなりようもない。

それと、めちゃくちゃなのが時間の概念である。連邦だと第1ターンにV作戦を発動できる。
史実だとV作戦は4月である。
そして、100ターンまでにサイド3を落とさないといけない。1年戦争が終わったのは12月。
ってことは1ターン3日くらいだと分かる。にも関わらず、戦艦の建造がわずか4ターン
とかでできてしまうのである!12日で完成する戦艦ってどうよ?
プラモでも12日じゃあ難しいかも。

そこで、もっと史実どおりのゲームにするとこんなゲームになる。
ジオン軍は資金、資源共に圧倒的に少なく、ザクを生産するにも窮乏を極めることに
なる。そのため、損傷したザクを補給もできずに仕方なくそのまま戦闘で使わざるを
得ないこともしばしば。そのために、能力では凌駕している連邦軍の戦車や戦闘機に
撃破されることも。

そう、それは戦国自衛隊の彼らの姿を彷彿させる!
いまどきの人はこんな例えは逆に混乱するか?

それでも、ザクの強さとパイロットの優秀性を生かして勝利を重ねていくが、やがて
部隊数が少なさが決定的になり、戦線の拡大ができなくなってしまう。
そして、満を持して反抗してきた連邦軍に反撃され、やがて・・・

開発に関しては、戦艦の生産には圧倒的に日数がかかるので、開戦当時に建造済み
または開戦前から建造中の戦艦で戦うことになる。最初に配備されている戦艦を本当に
大事に使わないといけないのだ。
ビンソン計画を発動しても、結局は終戦までには間に合わない始末である。
モビルスーツは戦艦ほどは日数はかからないとは言え、先を見越して計画的に生産して
置かないと必要な時に必要な戦力を確保できず、「あと、1ヶ月生産が早かったら・・・」
なんてことが起こりうる。
また、連邦軍とジオン軍の生産力の差を表すためには1ターンで生産できる最大数に差を
つける。例えば、連邦軍は1ターンに50機MSが同時生産可能だが、ジオン軍は最大でも
5機までしか生産できないとか、規模で国力の差を表す。

このままだとジオン軍に勝ち目がないので、ジャブローの陥落が勝利条件ではなく
もうちょっとマシな勝利条件を設定する。

多分こんな感じにするとすごくジミーな感じなゲームになりそうな予感。
売れないかな。

「ジオンの系譜」は確かにゲームとしては楽しい。
気軽に遊べるし、大好きなモビルスーツ、キャラが活躍する姿も非常にうれしい。

でも、史実どおり進める方が難しいゲームってシミュレーション(真似る、模倣する
などの意)ゲームと呼べるのだろうか?少し寂しい気もする。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004.11.02 21:32:16
コメント(4) | コメントを書く
[ガンダム] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X