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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「双月高校、クイズ日和」です。 双月高校、クイズ日和 (講談社文庫) [ 青柳 碧人 ] 青柳さんと言えば浜村渚シリーズが好きです。 でもヘンタテはあんまり好きじゃなかったです。 この小説ですが、真ん中くらい。 最初は何か読みにくいかなと思っていたのですが、 中盤から終盤にかけて一気に読み終えました。 クイズに青春を賭ける高校生の話ですが、登場人物が なかなかクセが強くて良いです。 7人もいるので、それぞれ引き立たせるのは大変だと 思うのですが、それぞれの立場や思いがうまく伝わって きて良かったです。 私はサミねえと倫太郎が好きかな。 サミねえは学校一の不良なのですが、あることを きっかけにクイズ同好会に入ります。 でも、それで更生しましたとかではなく、喧嘩して 迷惑かけたり、それがきっかけでメンバが出て いってしまったり・・・ サミねえの変化がキチンと描かれています。 変化といえば倫太郎もです。 彼はルックスよ良さもあり、女の子に苦労しません。 そんな彼はアリサを落とすためだけに、クイズ同好会に 入ります。 そんな彼がアリサではない別の女の子の影響で クイズに真剣に向き合っていくのです。 「プレイボーイが惚れたら負け」 その通りなのですが、惚れてダサい自分を楽しんでいる 感じが伝わってきます。 登場人物がイキイキしていて良いですね。 楽しかったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.07.01 22:04:29
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