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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「臥竜は漠北に起つ 金椛国春秋」です。 臥竜は漠北に起つ 金椛国春秋(9) (角川文庫) [ 篠原 悠希 ] 前巻で人質救出作戦を成功させ、ルーシャンを安心させた 遊圭。ルーシャンは家族が囚われたままだったら十分に 手腕を発揮できなかったわけで、遊圭の功績は非常に 大きいです。とはいえ、もし失敗してたら最悪ルーシャンは 寝返りすら考えていたわけで、そんな理由は公には できません。 遊圭はまた一生の秘密が増えました・・・ そんな遊圭と一緒に向かった先で玄月は敵の手に落ちて しまいます。 切れ味鋭い美貌で珍しい獣と雪深い中に暮らしていた 玄月はまじない師の類だと思われ、厚遇を得ることが できました。 しかし、脱出の機会は訪れません。玄月は次第に朔露の 大王と言うべき存在を暗殺するためにここにいるのでは ないかと思うようになります。 そんなところに遊圭がやってきます。遊圭は太守の命に 背いて玄月救出のために敵地に忍び込んできたのです。 何とか話す機会を得て、暗殺は悪手であることを説きます。 それは玄月が命を落とすだけではなく、彼の帰りを待つ 少月のためであり、さらには戦争を止めることにも 繋がらないのでした。 必死の説得で暗殺は思いとどまったものの、玄月の救出は できず、玄月はさらに敵地の奥深くに移動されて しまいます。 遊圭は一度都に帰り、明々との祝言に向け、準備を 進めるのでした。 官位を得ると平民の明々を妻に迎えられなくなるので もうこのタイミングで祝言をあげるしかありません。 色々邪魔が入ったけど、今度こそケッコンできるのかな? いよいよ、次巻で完結らしいです。楽しみですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.22 20:58:48
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