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Flatのガンプラ製作日記

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2023.05.09
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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「まず牛を球とします」です。


まず牛を球とします。 [ 柞刈 湯葉 ]

「未来職安」「横浜市SF」の作者さんの作品です。
どちらも好きな作品ですが、今回の作品はまあまあ
かな〜。
短編集なので、面白いものもあったのですが、冒頭の
作品はどうにもディストピア過ぎて好きに
なれなかったです。

私が好きなのは「令和二年の箱男」という作品です。
箱男、とあるので、箱の中に入るのだろうというのは
想像できます。
しかし、この「令和二年」というのもポイントなのは
なかなか面白いです。
ちょっとしたきっかけでダンボールをすっぽりと被る
ことになった男。その姿のママ外に出てみます。
普通なら不審者として連行されるところですが、
「コロナが恐いので」と釈明するとお巡りさんも
渋々解放してくれました。
その後ふらふらと町を歩いていたら、動画に取られ、
ネットで公開されるとあっという間に話題になって
しまいます。
ダンボールを被っているので、彼自身が晒されれた
わけではありませんが、どんどん話題となり、真似
する人が続出する事態になります。
様々な事件も起き、SDBなんていう言葉も生まれる
くらいです。
SDBはソーシャル・ディスタンス・ボックスの略(笑)
悪ノリもここに極まれり、です。

ちなみに、彼は有名になりたいわけではないので、
「SDBを最初に始めたのは俺だ!」などと言いません。
自分だけのものだったダンボールがみんなのものに
なってしまったのは少し悔しいけど、それを覆そう
などとは思わないのです。
そして、盛り上がりに盛り上がったSDBは唐突に
廃れます。
十分に廃れてから、彼はダンボールを被って町を
歩くようになります。
そんな彼に向けられる目。
そしてそれに対して彼の感慨。

いいなあ〜

世捨て人になったわけではない。
真面目にふざけてる感じです。





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Last updated  2023.05.09 21:31:52
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