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Flatのガンプラ製作日記

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2024.05.14
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カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「深夜0時の司書見習い」です。


深夜0時の司書見習い(1) (メディアワークス文庫) [ 近江 泉美 ]

私の好きが詰まっているあらすじです。
本、図書館、迷宮。良いですねぇ(笑)

高校生の美原アンはお父さんのテキトーなアイデアで
北海道の私設図書館を営む家でホームステイをする
ことになります。
その図書館は図書屋敷と呼ばれていますが、深夜に
なると、図書迷宮が姿を見せます。
図書屋敷と図書迷宮は表裏一体。一方が寂れると
もう一方も寂れてきます。
図書迷宮の廃れ振りを見たアンは図書屋敷の利用者を
増やして、復興を手伝うことになります。

図書迷宮は想像力が力の源です。
読者が読んで想像したシーンが具現化され、反対に
誰にも読まれないと透けていき、やがて本自体が化石
になっていきます。
司書(と司書見習い)は逆に自身の想像したものを
具現化できます。
なので、想像力豊かな司書は何でもできるわけで
無敵な存在と言えます。しかし、想像することは
良いことだけではありません。
「どうせ失敗する」とか「自分にはできない」とか
思うことってありますよね?
そんな心の奥底の願望(?)も図書迷宮は叶え
ちゃいます。
アンは小学生時代の先生とのやり取り。中学校
時代のイジメられていた友だちに関するやり取りで、
「やらかした」という思いが強い子です。
自己肯定感が低く、無意識に常に「また人と違う
ことをして笑われたらどうしよう」「いや、きっと
失敗するに決まってる」と思ってしまっています。

そんなこんなで失敗続きのアンですが、迷宮でもみじ
という少年に出会い、少しずつ自己肯定感を育み
ながら、迷宮の危機に立ち向かっていくのでした。

まあまあ面白かったです。

少し好転してもすぐに良くないこと、悲しいことが
起きたりしてなかなかスカッとしないので、少し
読みにくいところもありますが、自己肯定感、
インターネットという善意と悪意の集合体の話など
とても面白かったです。
あと、荘子の解説もとても良かったです。
分かりやすく書かれており、荘子、一度読んで
みたいと思いました。





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Last updated  2024.05.14 09:13:40
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