|
カテゴリ:本の感想
書籍の感想です。
今回は「成瀬は天下を取りにいく」です。 成瀬は天下を取りにいく [ 宮島 未奈 ] 不思議な満足感のある本でした。 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」 という出だしから始まります。 地元のデパートである西武が閉店すると言う。 それに対しての成瀬のこの言葉。 何か凄い事をやりそうです。例えば署名とか集めて 閉店を撤回させるとか。 ですが、やる事は毎日西武に言って、ローカル局の 「今日の西武」コーナーに映り込むというもの。 映り込むだけで、何するというわけてはないです。 閉店反対とか運動するわけでもなく、ネットでバズる 事を狙っているわけでもない。 単に「自分がやりたいことをやる」という感じで、 毎日映り込む。 そして閉店日まで何とか完走した成瀬。触発されて 島崎も何日か動向してしまった。 何かが変わったわけでもないけど、やり遂げたという 充実感に満たされるのです。 その後、成瀬はお笑いで天下を取るべく、M-1の 予選に出場する。相方は島崎です。 もちろん、現実はそんなに甘いわけはなく・・・ 成瀬は他人の迷惑にならない範囲で自分のやりたい ことをやる、他人の目を気にしない。 叶えたい大きな目標を平気で口にする。 振り回される島崎は大変そうだけど、素敵な生き方 だなと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.20 23:17:22
コメント(0) | コメントを書く
[本の感想] カテゴリの最新記事
|