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カテゴリ:絵画
![]() 幻想耽美 Japanese Erotica in Contemporary Art Paintings Illustrations Dolls and more 幻想的な絵と人形の作品が詰まりまくった本。 この展覧会見に行けばよかったなーと後悔しました。 わかってる人がキュレーションして、わかってる人が解説してる本ってかんじ。 幻想+退廃が日本独特の感性で、少年・少女のように未発達な肉体を美的に表現することで、その肉体に自己投影して自己愛を満たし、そこに死と破滅をにおわせることで自らの悲しみとして悲しむ。 というような解説からスタートします。 確かに、こういう幻想的・耽美的って言われる作品に出てくる具象って、痛々しいほどやせ細った体をした少年・少女が睫毛バシバシ生えた麗しい顔を快楽か苦悶に歪めてるものが多い気がします。 幸福なイメージは浮かばず。 自己否定・自己肯定・自己憐憫を永遠にし続けないといけない感じ? しかも少年・少女の肉体をしているから、性とか生活とかリアルなものからは絶対安全圏にいる。 アニミズム的な、豊饒を祈願するものではなく、ただひたすら作者の悲しみとか性癖とか恥みたいなものを一身に引き受けて永遠に存在し続けるわりに穢れていない感じ。 結局この作品自体も作者も見ている側の人も安全圏にいられるような印象を受けます。 好きな作品を見ていると本当に美しいなと思いますが、そんなに好きでもない作品だと、作者のやるせない気持ちのはけ口を見させられているような嫌な気持ちになります。この人はここにコンプレックスがあるんだろうな、みたいなやつ。 圧巻の素晴らしい作品がたくさんあり、改めてネット検索しまくってるんですけど。 龍口経太さんの作品を初めて知りました。日本画の髪の毛の表現とロリータ少女って、現代日本の芸術って感じがして素敵。 幼女・少女の美画に続いて、空山基大先生の春画をバックに乳出してよだれ垂らしてるババアの絵がド迫力すぎて永遠についていこうと思いました。 この幻想作品集の中で、欲望ギラギラ・ほうれい線もギラギラの古風な眉毛のババアだけは現実だった。 空山大先生と天野喜孝大先生と恋月姫大先生を一編に拝める作品集はなかなかないですよね。 キレイだったり切なかったりうっとり系を見た後に、三浦悦子様の作品を見ると恐怖でチビリそうになります。 思春期に好きでしたが、今見ると超こえー。 年々過激になってく気がしますが、ご本人の精神状態はいかがなものなのでしょうか。 机の上にこの人形があったら夜怖くてトイレに行けない。 ヴァイオリン少女まじやばい。どんな音が出るのでしょうか。ガラスを引っ掻く音とか、悲鳴の声とかしか想像できない。 人形作家の病み度は想像を絶しますね。 病んでない人お断りのジャンルなんでしょうか。 しかも、創作人形と作家本人の顔とか体つきってソックリですよね。 自分を罰してるんですか? 飛び出す内臓+丸出しの局部ってのが苦手です。 表現の自由としては存在しないといけないものだと思いますが、エロティシズムを表現するのに丸出しの局部を出さないと表現できないってのは2流だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.02.27 21:43:54
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