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カテゴリ:資産運用の基礎
日経新聞の記事にもあるように、初めて家計の預貯金が減少に転じた。
主な原因は、高金利だった郵便貯金の資金が個人向け国債に移動していることにあるようだ。郵便貯金が前年比で3.3%減少。個人向け国債は前年比で43.5%増加している。 やはり、安全志向のお金は安全(と思われているもの)にお金が流れているようだ。 預貯金を多く持っているのは団塊の世代やそれより上の方であろう。安全に運用していてもある程度の利回りが期待できていたのだから。後は定期昇給のシステムに乗っかっていればよかった。団塊の方はお金の使い方が分からない方も多いだろう。私たちFPが団塊の方の生きがいを一生懸命に考えることができれば本当に嬉しい。 では、団塊ジュニアはどうか。預貯金がない人が全体の4分の1を占めるといわれている。ビジネスをされる方はそこのところに着目する必要がある。20%の資産のある勝ち組を相手にするか。80%の負け組を相手にするか。 可処分所得の一部が投資に回っていれば株式市場にはプラスだが、預貯金がない状態で株式投資をする人が増えれば相場のかく乱要因になる。 これから、明らかに預貯金は減少傾向をたどるであろう。郵便貯金の裏技が使えなくなり、利回りを取るにはある程度のリスクをとらざるを得ないのだから。 ただ、そのリスクをとる方法が個人向け国債だけというのも心もとない。学んで、しっかりリスクコントロールすればもっと豊かになる手段はたくさんあるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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