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カテゴリ:言の葉
5/30 朝日新聞夕刊より、気にかかっていたので、一部をメモ。
女帝議論のために 血統より存続願う伝統 /「万世一系」というトリック/皇族の人権尊重を 橋爪 大三郎 <共和制移行の選択肢も> * 天皇の血統が断絶して何が問題なのかと、私は言いたい。 天皇システムと、民主主義・人権思想とが、矛盾していることをまずみつめるべきだ。 そもそも皇族は人権が認められていない。結婚は「両性の合意」によるのでなく、皇室会議の許可がいるし、職業選択の自由も参政権もない。皇族を辞める自由もない。公務多忙で、「お世継ぎ」を期待され、受忍限度を超えたプレッシャーにさらされ続ける。こうした地位に生身の人間を縛りつけるのが戦後民主主義なら、それは本物の民主主義だろうか。皇位継承者がいなければ、その機会に共和制に移行してもよいと思う。 ** 日ごろ皇室を敬えとか、人権尊重とか主張する人びとが、皇族の人権侵害に目をつぶるのは奇妙なことだ。皇室にすべての負担を押しつけてよしとするのは、戦後民主主義の傲慢であろう。皇室を敬い人権を尊重するから、天皇システムに幕をおろすという選択があってよい。 *** 共和制に移行した日本国には天皇の代わりに大統領をおく。 この大統領は、政治にかかわらない元首だから、選挙で選んではいけない。任期を定め、有識者の選考会議で選出して、国会が承認。儀式などの国事行為を行う。また皇室は、無形文化財の継承者として存続、国民の募金で財団を設立して、手厚くサポートすることを提案したい。 以上は、記事から後半部分のみ抜粋したものです。 *~**までは特に共感して読みました。 ***の部分では、大統領・元首に関することがよくわからなかった。 問題となる点も多く含まれると思い、ぜひメモしておきたかったものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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