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カテゴリ:美術
「プーシキン美術館展」観て来ました。
上野公園は晩秋の紅葉がまっさかり、風に舞う落ち葉吹雪の中を歩いて東京都美術館へ。 途中、辻芸人がヨーヨーの技を披露していたり、美術館前広場では寒空の下、半裸身のパフォーマーが、阿弥陀如来やボッティチェリのヴィーナスのポーズをして立っています。口をすぼめた表情に、思わず声を出して笑ってしまいました。 ゆっくり見物したかったのだけれど、出かけたのが遅かったので時間に追われるようにしてそのまま会場へ。 見たかったのが、 アンリ・ルソー「セーヴル橋とクラマールの丘、サン=クルートベルヴュの眺め」 アルベール・マルケ「オンフルール港」 フィンセント・ファン・ゴッホ「刑務所の中庭」 アンリ・マティス「金魚」 パブロ・ピカソ「アルルカンと女友達」 会場でみて印象深く刻まれた絵は、 ポール・セザンヌ「池にかかる橋」 ポール・ゴーギャン「浅瀬(逃走)」 ポール・シニャック「サン=トロペの松の木」 ウジェーヌ・カリエール「指から棘(とげ)を抜く女」 アンリ・マティス「白い花瓶の花束」 モーリス・ド・ヴラマンク「小川」 などなど。 それぞれ心に残るものがあったのですが、やはりマティスの「金魚」が一番の驚きでした。 金魚の顔もさることながら、背景の装飾の色彩の鮮やかなこと。 見る者の気分を浮き立ててくれるようでした。 チケットでアップしてみましたが、実物とは色調が違うのは仕方ないですね。 美術館を出ると日没後の夕闇に紅葉黄葉がとけこみ、ライトアップした木々も美しく、絵のような風景でした。 公園を、絵のように作っていると言ったほうがよいのかな。 気持ちよく帰路につきました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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